prince ページ1
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玄関のドアを、音の出ないように、優しく閉める。
思わず、そこに寄りかかり、しゃがみこんだ。
『……はぁ…』
よかった、誰にもバレてないみたい。
そんな、安堵した思いか。
どうして、こんなことをしてしまったのだろう。
そんな、後悔の念か。
このため息は、どっちなのかわからなかった。
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ベタつく体にシャワーを当てると、心なしか落ち着いた。
全てを、流し落としてくれている気がする。
『………』
廉は、何も聞かなかった。
夢に出てきただけで、どうして来たの？とか、
最近、何してるの？とか、
3週間前の廉なら、絶対に聞いてきたはずなのに、なんてことを思う。
廉と、他人になった3週間。
ものすごく早くて、ものすごく安心感があった。
…空虚感もあったことは、否めない。
そして、
出会って、1年3ヶ月。
れいなと、初めて本音で話すことができた。
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___Aはホイップクリームみたいに、俺に甘いね
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今度は、あの、バースデーケーキのチョコプレートみたいな優太と、
腹を割って話すべきなんだ。
願ってるだけじゃ、ダメなんだ。
やらなきゃ、意味がないんだ__________
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何度もバカな失態をおかしてすみません！
もしよろしければ、
右端の星を押していただければと思います！
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作者名：ティパ二
| 作成日時：2019年6月23日 23時
