destiny ページ45
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れいな「おじゃましまーす…」
『どうぞ、 』
ひろ「どーぞ!」
ひろが、れいなをリビングに案内しようとしてくれる。
初デートは、西野家。
れいな「本当に良かったの?」
『全然。むしろ、ひろがいるならお家の方が良いかな』
申し訳なさそうに聞くれいなに、気にしないでほしいという思いで、そう伝えた。
れいな「あ、っありがとう」
ひろが、れいなに麦茶を運ぶ。
れいなもその危なっかしい様子が気になるみたいで。
ひろ「どーぞ!」
当の本人は、そんなことお構い無しだった。
そして、
『……』
私も、ソファに腰掛ける。
れいな「…つけてごめん」
自分のしたことに、罪悪感を感じているようだった。
『…ううん、気になるよね、普通』
れいな「でも、嫌だったでしょ」
『うーん、嫌じゃないわけじゃないけど、気持ちもわかるなーって』
れいな「……」
れいなは、私をじっと見つめ、また笑った。
れいな「…Aは、大人すぎ」
いつぞや、誰かさんに言われたな__________
れいな「あいつが、…好きになるのもわかるわ」
そう呟くれいなは、涙をこらえているような表情で、私から目を逸らした。
その瞬間、最悪な事態が頭に浮かぶ。
『……れいな、もしかして』
『…優太のこと、』
れいな「言わなくていい!口にしないで…」
腕を伸ばして、私に手のひらを見せて、やめてと合図する。
そして、思い切り下を向いた。
れいな「…自分で、びっくりしてる」
ゆっくりと、腕を下ろして、私を見た。
れいな「…好きな人の話をする優太の顔、Aは見たことないでしょ?」
れいな「私はね、…何度も見てきた」
れいな「苦しい顔も、緩んだ顔も、あの笑顔も全部、理由はAだったんだよ?」
『……』
今、れいなの頭には、きっと優太しか浮かんでない。
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ティパ二(プロフ) - 有姫さん» ありがとうございます！3回も！作者はとても幸せです泣頑張ります！ (2019年6月17日 0時) (
レス) id: 431cc30fd2 (このIDを非表示/違反報告)
有姫(プロフ) - 最初っからもう3回も読んじゃいました！めっちゃ好きです！なんか涙出てきます！これからも更新楽しみにしてます！ (2019年6月16日 15時) (レス) id: 2062434e73 (このIDを非表示/違反報告)
ティパ二(プロフ) - コキンちゃんさん» えー！めちゃ嬉しいです！これからもご愛読ください！ (2019年6月9日 0時) (レス) id: 431cc30fd2 (このIDを非表示/違反報告)
コキンちゃん - めちゃめちゃ好きです！ (2019年6月8日 22時) (レス) id: 53d29c3657 (このIDを非表示/違反報告)
ティパ二(プロフ) - あんぱんまんさん» ありがとうございます！なるべく良いペースで更新できるよう頑張りますっ！ (2019年6月3日 19時) (レス) id: 431cc30fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティパ二
| 作成日時：2019年5月29日 16時
