purple eyes-sho- ページ19
「......。」
タイミングが悪かった。
外の風に当たろうとベランダに出ると、嫌なものが見えたから。
Aと岸くんが、一緒にいるところ。
きっと、一緒に大学から帰ってきたんだろうと見当をつける。
見たくないけど、気になるからその場を離れられなくて、ベランダの柵に腕を組んで置いた。
「.....笑ってる。」
Aが、笑ってる。
何を話しているのかはわからないけど、笑っているAを見て嬉しくなった。
俺といるAは、窮屈そうで、息苦しそうで。
早く、岸くんのところに行かせてあげればいいのに、欲がそうさせてくれなかった。
だって大好きだから。
2人が笑い合う姿を、ただ見つめることしかできない。
「やめろよ。」って言う権利、彼氏だからあるはずなのにためらう俺は、正常かもしれない。
でも自分でもそう思うくらい、Aを縛って、傷つけてきたことはわかってるから。
「あっ、」
思わず乾いた笑い声が出る。
「......かなわねー。」
Aが、岸くんと別れるのを悲しんでいる姿が見えた。
A、安心して。
今日俺は、君を解放してあげるから。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
もう少しで星が赤くなる…！
ありがとうございます泣
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ティパ二(プロフ) - かいとんさん» かいとんさん、ありがとうございます!一生懸命な岸くん、これからどうなっていくのかぜひ楽しみにしていてください！ (2021年8月10日 12時) (
レス) id: 46e8d5833a (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - 今日、一気読みしました！岸くんが一途で可愛すぎます！これからも頑張ってください！(尊敬)！！！(*ノﾟДﾟ)八(*ﾟДﾟ*)八(ﾟДﾟ*)ﾉｨｪｰｨ！ (2021年8月9日 19時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティパ二
| 作成日時：2021年7月31日 22時
