俺は彼女の言いなり。-ryosuke.Y-[完結]

言いなり ページ4

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「...なんでいるの?」

しかもスウェットにスキニーって、....この季節じゃちょーっと寒くない...?





「ね、寒いでしょ?」


怒った顔のまま、そして俺のイヤホンを持ったまま、ジッと俺を見る。




「....こ、コート貸すからっ」


と、慌てて自分のコートを渡そうと脱ぐと、








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『...いいから、早く帰ろ。』









ギュッと袖を掴まれちゃ、もう俺は何も出来ない....。

萌える、これに尽きる!



「....はい♡」








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「ね、なんでいたの?」

『駅前のコンビニに寄ろうとしたの、そしたら涼介いるし。』



なるほど、だからその格好ね。


....でもさぁ...?







「もーちょっと、暖かくしてきてね?風邪引くからさ」

『私5歳以来インフルエンザとかかかってないから。』



マジすか、それはすごい....。









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彼女は、秋山A。

実は俺より一つ下。もうね、可愛いったらないの。

出会ったのは高校で、俺が3年、Aが2年の時だった。






....性格は、ちょっと難あるけど。汗

でも、それでも好き、大好き。







「....寒いでしょ、ほらっ」


俺は手を差し出す。







もちろん、....手を握りたいから。これって普通じゃん?

なのに、こいつときたら....








『ねえ、何回言ったらわかんの?....もう諦めて。』





....冷めてんなぁー泣


A曰く、手汗が気になるんだってよ。

でもさ、彼氏とくらいいいじゃんね?しかも冬だし!




「俺は繋ぎたいんですけど!」

『あたしは嫌なの!』








あぁ、俺はほんとになんでこいつが好きなんだ....?







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