雪が降った日。【青】 (ページ5)

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ス「渡辺さん、女性が目を覚ましました」

向「ほら、行ってき！」

佐「メンバーには言っておくから」

メンバーが自信のない俺の背中をおしてくれた

SnowManのメンバーはいい仲間達だ

ｺﾝｺﾝ

「失礼します」

貴「…どうぞ」

中から聞こえる声はとても落ち着きがあり、

かわいらしかった

貴「あのっ、先ほどは助けていただきありがとうございました」

「いえ、全然

　そういえば、体調、大丈夫？」

貴「あっ、はい！大丈夫です。ご心配をおかけしました。って、えっ?!」

「え？」

貴「しょっぴーじゃん、えっ、どうしよ、えっ？えっ？」ﾎﾞｿ

「なに？俺のこと知ってんの？」

心の声が出ちゃってるｗ

それでも小さな声だけど

あいにく俺は耳がいいから聞きとれた

貴「えっ、聞こえてました？」

なんて言う彼女の姿は

とてもかわいい

「もしかして、俺推しだったりする？」

少し笑いながら

彼女に聞いてみる

貴「えっとーすいません！私、ふっか推しです…」

まぁ、そんな訳ないか

紫色のシュシュとか

ふっかぽいうちわ持ってるし

心の奥に悲しい感情がいた気がした

「だよねーｗ」

貴「あの、しょっ…渡辺翔太さんですよね?!」

「えっ、あっ、そうだけど…」

貴「助けてくれたのは感謝してるんですが、

　私と話していたら時間の無駄ですよ？メンバーさんも心配してるんじゃないですか？」

「いーの！君と話してるの楽しいし」

貴「えっ、でも…」

「大丈夫だから、へーき！そういえば、君、名前なんていうの？」

貴「えっ、大丈…A、Aです」

「へーAちゃんって言うだねかわいい名前！

　改めて、俺、渡辺翔太！よろしくね!!」

無理やりだけど、

彼女、いやAちゃんに握手した

貴「あっ、えっ、///」

少し赤く染まったAちゃんの顔はとてもかわいかった

なんだろう、

この胸の奥が締め付けられる

そんな気持ち

「じゃあ、バイバイ」

貴「それでは、」

あの後、少し沈黙の時間があったが

Aちゃんが帰るらしいから

出入口まで見送った