キ ス の ワ ケ - Ryosuke.Y -

# 6. ページ7

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次の日



いつもより早めに家を出る。











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心の中で何度も
" 今日は何もありませんように "
と呟きながら門をくぐる





少し早めの時間とあって
まだ来ている生徒は少ない。

















ホッと胸を撫で下ろしたその時、、











｢おはよ、A｣












背後からそんな声が聞こえた。












まさかと思って振り向いてみると、
甘いマスクを被った彼が私を見つめていた













…彼の顔を見た瞬間、
昨日のことがフラッシュバックする。









『…』




｢おい、無視すんなよ｣









なんて笑顔で言うけど目が笑っていない。












その空気に耐えられなくて



『おはよ、』




聞こえるか聞こえないかぐらいの声で
答える










直後、
はぁ…なんてため息が聞こえる










｢お前ってほんとかわいくねえよな。
ま、いいや。今日の昼、空けとけよ｣










それだけ言って、
じゃあなって教室棟の方へ向かう彼。




















ほんと、なんなの























…アイツに助けられるなんて心外だけど
お昼が1人じゃないのは助かった






























































ふう…大丈夫。


そう心に言い聞かせて教室へ向かった











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