んむ、 >> 46 ページ12
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貴洋said
路面電車、紙屋町の方に行ったら遅くまであるよー
と、さっきの店の主人に教えてもらえたので
向かおうと思うんだけど…場所がわかんねぇ。
便利なスマホくんにお頼みしましょうか。
俺も一滴も飲んでないわけではなくてね。
一旦、歩く足を止めベンチへ腰を下ろす。
Aの酔いも、夜風に当たれば少しは覚めるだろうか。
どうやら、8分ぐらいすれば着くらしい。
んで、今から25分後に広島駅行が。
広島駅行、でいいよな？
定期覗かせてもらったけど。
ダメもとで彼に連絡してみる。
「もーしもーしっ、」
コール音が止まらず、あと2回鳴ったら切ろう、
というところで通話画面に切り替わる。
≪ なに？クロ？ ≫
飲み込み早ぇ。(なんも話してないけど)
「家送ろうと思うんだけど場所わかんなくてさ」
≪ えっ、飲んだの。 ≫
「あ、うん。」
≪ 俺が初めに飲ませたかった…！ ≫
「知らね」
少しいじけてたけど、仕方ないなとAの所在を教えてくれた。
なんだかんだ、俺の兄貴は優しいんだよな。
≪ 手出すなよ ≫
幸せそうな顔見れば奪えないってさ…言わないけど。
「はいはい」
≪ じゃーな、俺呼ばれてっから ≫
「ほーい」
通話が終わり、Aのほうを見やる。
んむ。なんか付いてる。
それはそれは綺麗すぎる絵画のようで。
パシャッとシャッター音を鳴らす。
後でマサに自慢しよーっと。
「本当に綺麗になったな」
聞こえないはずの本音が漏れる。
はなびらに手を伸ばすと
甘いシャンプーの匂いがくすぐったかった。
．
各駅停車は、俺とお前を連れてゆく。
≪次はー終点、広島駅。終点、広島駅。≫
．
「次は左、っと」
マサに聞いた道筋を通る。
背中が温かい。
ここかぁ…古臭そ、。
少々、腰が引けるがAの鞄から鍵を取り出す。
“one room”と書いた青のキーホルダーに入ってたから
見つけやすかった。
．
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サラ - みんな幸せになあれ〜(｡-人-｡) (2017年2月17日 23時) (
レス) id: 0f524dcc52 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬▼(プロフ) - サラさん» そうですね(； ･д･) (2017年2月17日 17時) (レス) id: 38f3ec8e87 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - なにやら不穏な空気ですねｶﾞｸﾌﾞﾙ(((・・;) (2017年2月17日 0時) (レス) id: 0f524dcc52 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬▼(プロフ) - サラさん» 沢山のコメント有難うございます(/ω＼)爽やかなカップルとか言われるの嬉しすぎですヾ(*´∀｀*)ﾉ (2017年2月10日 20時) (レス) id: fc66a4688c (このIDを非表示/違反報告)
サラ - 爽やかカップルですね！ かわいい〜( ＾ω＾) (2017年2月9日 21時) (レス) id: 0f524dcc52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：成 瀬 ▼ | 作者ホームページ：http://naru_se.0706
作成日時：2016年12月10日 7時
