20話 ページ20
炭治郎「そうか。Aちゃんにはお兄さんがいたのかー。こんなにかわいい妹がいるなら幸せだったろうな。俺の妹もすごく可愛いんだ。
な、禰豆子〜」
禰豆子「お、おにいちゃん。よ、よかったね〜」
笑顔が可愛くて胸がきゅっとなった。
A「禰豆子ちゃん、私もね、お兄ちゃんが大好きなの。一緒だね。」
禰豆子「い、いっしょ。いっしょー」
玄弥「おれのにい…兄貴もさ、厳しいけど、本当は優しいんだよ。」
兄弟話で盛り上がり、私は桃園の手入れのために屋敷に帰ることにした。
屋敷につくと、玄関に知らない靴が乱雑に脱ぎ捨てられている。
動機をさせながら震える足で居間まで行くと、お兄ちゃんがいた。
獪岳「………どこにいたんだよ」
凄みながら近づいて、この前みたいに髪を掴み上げる。
どうしてここにいるんだろう。
A「…お兄ちゃん、私ね…」
獪岳「俺の質問に答えろ!」
A「いたい…っ
……善逸君に、会いに行ってたの…」
獪岳「お前、やっぱりあのカスが好きなのかァ?
おい!!なあ!!なんとか言えってんだ!!」
お腹を蹴られてうずくまる。
この前の傷が痛む。
A「けほ……私、善逸君が好きだよ。
善逸君、私をお嫁さんにしてくれるって言ったの。」
お兄ちゃんは青筋をたてて壁を殴った。
壁はボロボロと崩れ落ちた。
獪岳「…何ふざけたこと言ってんだ…
嫁だァ?お前は貞操を奪われたんだよこの俺にな!」
ドンっと突き飛ばされて壁で頭を打った。
獪岳「あのカスは知ってんのかよ?俺にお前が暴かれたこと…」
A「……知らない」
獪岳「ふん、そりゃあ言えねえよなあ
お前はもうすでに俺と同じところまで堕ちてんだ。
畜生道を行ってんだよ。」
A「…お兄ちゃん、私、お兄ちゃんが好きだよ。
ずっと好き。食べられてもいいって思う。
だけどね、やっぱり、先生と善逸君のことも好きなの
お兄ちゃんは2人のこと傷つけた。
だめだよ…悲しませないで…」
獪岳「…あ?」
A「お兄ちゃん、ずっとここにいてよ。
今まで会えなかった分、一緒にいて…」
獪岳「何言ってんだ…」
A「ご飯、作るよ。
天ぷら、好きだったでしょ?」
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pocky - 面白い!とっても素敵な作品ですね!! (2020年6月29日 22時) (レス) id: 67e63b3be0 (このIDを非表示/違反報告)
絵宙(えそら) - 読んでる時の感想→「え?え?なんで優しいお兄ちゃんの獪岳が私(夢主)殴ってるの!?作者さん嫌い…いや嘘だけどさ、本当は大好き!!でもどうしてこうなった?あ、最後の獪岳の言葉身に染みる」って感じでうるさかったです…素晴らしいですね(さっきの言葉どうした) (2020年3月23日 2時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
実弥LOVE(プロフ) - 最後の獪岳の一言で私の涙腺が崩壊した。 (2020年2月24日 23時) (レス) id: 3871cda528 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - めっちゃ面白いえ、本当に面白いんだけど!( ゚ロ゚) (2020年2月20日 10時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続きが見たいです!!! (2020年2月18日 12時) (レス) id: 35ab4fcffb (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2020年2月16日 2時