アイドルの君 ２

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でも、流石にここまで連絡を無視するのは自分の精神がどうこうよりも人としてどうかと思ったので私はミノに

"あともう少しで楽になるから大丈夫"

そう、何も考えずに送った。




数時間後、既読をつけたであろうミノから
今までにないほどの不在着信


いつもは1回で鳴り止むのに。

これは私が出るまで鳴り止まない感じかな、と思い
自分に何があったのかちゃんと話そう。と決意し電話を出た











「もしも…
LK " 何する気 " ……なにが？？」


LK " 何があったか教えてくれないから聞かないけど、どんなに辛くてもそれだけは絶対にダメだよ "


「？？？何言ってるの？」


LK " 何って、、すぐ楽になるからって。……今どこにいるの "


「家だけど…


LK「縄とか包丁とか致死量の睡眠薬とか持ってないよね？」


……え、持ってない持ってない。…？いや、包丁はあるけど…」


LK " 今すぐ包丁放して！！！！！！ "


「え、？………あ。待って、そういうこと。…ごめん、私の言葉選びがマズかった。そんな気起こしてないから安心して…笑」





LK " マジで信用ならないから今からそっち行く "


「また出たよ、そのいきなり突撃訪問。」


LK " 俺が送ったメッセージ見てないから知らないだろうけど、日本公演で俺今東京にいるから。すぐ行く "


「……え、本当に言ってる？









…………応募忘れた！！！！！！！！！」

LK " そんなこと言ってる場合じゃないでしょ "







SNS開ける気にもならなくて
スキズの公演日程まで把握出来てなかったんだ私。

ヤバい、本当に重症だ。
ぴりちゃんを追えてないなんて。







LK " とりあえず絶対家にいて。……っ俺がどれだけ心配したと思ってるの "


「……ごめん」


LK " …話して。話してこないって事は聞かれたくないんだろうなと思って話してくれるまで待とうと思ったけどもう待たない。危なっかしいし、もう心配で心配で俺ここ最近流動食しか食べられなかったのに "


「それは嘘だよね…？」


LK " うん嘘。全然お肉食べてたけど、とりあえず心配だったの！！！……行くから。待ってて "









「……お願いだからお説教はしないでよ、きっとミノが思ってるより今の私不安定だよ。面倒臭い人間だよ」


LK " お説教なんてしないし面倒臭くない。抱きしめるだけだから "


「早くきて」


LK " ワガママ。…すぐ行くから "

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