アイドルの君 ２

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" プルルルル "





「……ひゃい」(モグモグ


LK "……久しぶり、何食べてるの？ "


「肉じゃが〜」



LK " あぁ！あれ本当に美味しかった、また作って "


「こっち来るときまた作っとくね」









遂にミノ達があの企画から解放された。
企画中にも時々連絡は取っていたけど
１週間に３回程度。


毎日電話しないと気が済まないミノに
正直最初は疲れてたけど
無くなったらそれはそれで寂しいんだな。って思った

不可抗力で駆け引きされた気分。







LK "久しぶりに声聞けて嬉しい "

「……どうだった？１ヶ月間」


LK "ダンスの教え子が増えたな〜くらいにしか思ってなかった "


「頑張ってたね、あの子」


LK " うん、もう終わろうって言ってもデビューまでに完璧にしたいのでってずっと頑張ってて、サバイバル時代の自分を見てる様だった "


「そうなんだ」


LK "ダンス能力も随分上がって流石俺が教えただけあるねって感心した。自分に "


「ブレないね」


LK " １ヶ月間一緒に住んではいたけど、テレビで見た通り宿舎ではあの距離感だったからお互いそんなに干渉しないから楽だったよ "


「ほお。」



LK " …あとヨンボギに惚れたりとか逆もなかっ…


「はぁ。良かった〜。もうそれが心配だったよ、数ヶ月後にあの企画が２人の仲を深めていき…とかで熱愛報道出たら私もうどうしようかと。はぁ。良かった…。ぴりちゃんはまだ誰かのものになるには早い……いや、早いも遅いもない。私が死ぬまでぴりちゃんが誰かのものになるなんて嫌だ。私が死んでも嫌だけど。」




……やっと俺が知ってるAに戻った。さっきからずっと会話しても相槌ばっかりだったから "


「相槌しか出来ない内容だしね、私は一緒に住んでなかったから会話を広げれる様なネタないし」







……ヤベ、とてつもなく大人気ない。
しかもとても嫌な感じで言っちゃった。



LK " まさかヤキモチ？ "


「違うけど」


LK " 可愛い〜。確かに俺もAが他の男と期間限定とはいえ１ヶ月も一緒に暮らして出先でもダンスや歌のレッスンでずっと一緒にいるなんて考えたら嫌だ。 "


「だから違うって〜」


LK " 可愛いウリチャギヤ〜、俺はAだけが好きだよ〜、愛してるのに〜 "


「はいはい」


LK「愛してるに対しての返事は？愛情表現に対して返事しなかったら俺拗ねるって前に言ったよね？」


「好きだよ、もちろん。」


LK " 俺が言ったのは好きじゃないもん "

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