アイドルの君 ２

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LK「A〜〜、だいすき〜〜〜〜」(ﾁｭﾁｭﾁｭ


LK「愛してるよ〜〜」(ﾁｭﾁｭﾁｭ







「…………」(ゴロンッ






LK「あ、……どうして背中向けるの。俺に背中向ける意味、分かってるの？」


「分からないよ。そんな謳い文句聞いたことないよ。そんなチュッチュしても化粧水の味しかしないでしょ、あと一々不味そうな顔するのもやめろ。」


LK「だって本当に不味いもんAの頬」


「とりあえず早く寝て。……あぁ、育児で赤ん坊が全然寝ないときの親の気持ちが何となく分かった気がする」
(こんなものじゃない！ by 世の中の赤ん坊ママ)














最近新しいプロジェクトが始まって
仕事が忙しい今の私は
睡眠時間をどれだけ取れるかが勝負な生活をしている


ミノとは本当に久しぶりに会えて嬉しいんだけど
申し訳ないほどに眠たいの。本当に。














LK「………もういい。おやすみ」


「うん、おやすみ。明日ミノの方が家出るの早いと思うけど私のこと起こしてね。お見送…


LK「睡眠時間が〜とか言ってる人が俺なんかの為に朝早くに起きてくれるんですかーーー」


「拗ねてるね」


LK「拗ねてないし」


「拗ねてる〜」





LK「だから拗ねてないって」









…これは

















「…………」(ゴロンッ






LK「………なに。ずっと背中向けとけば良かったのに」


「ごめんね？」


LK「……なにが」









目が慣れたとは言え暗闇でも分かるほどに
目をウルウルさせて下唇を突き出してあからさまに
シュンとしてるミノを見て申し訳なさより可愛いって気持ちが勝ってしまった。








そういえばミノは少し面倒な部分があったな。
これを面倒な部分って呼称すると一部の恋愛界隈からはお前が冷たいんだ！！って殺されそうだけど












「久しぶりに会えたのに蔑ろにしてごめんね？嫌だったよね」


LK「うん。嫌だった。…構ってくれる？」


「…………う、うん」








断ったら処されそう…。









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「…な、何しよっか。トランプ？…ババ抜きでもする？」


LK「構い方違いすぎるだろ」

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