72 ページ22
.
チャイムが鳴って玄関のドアを開けると
そこには会うのが楽しみだったはずのミノがいた。
「…久しぶり」
LK「久しぶり、会いたかっところであの男はなんだったの？」
「せめて会いたかったくらい最後まで言お。とりあえず靴脱いで上がりなよ」
LK「納得出来る返答が来るまで靴脱がない」
「そのまま帰国下さい」
LK「嫌だ。早く言って。誰なの」
「ただの会社の後輩だよ、私が教育してる」
まぁ血縁関係がない限り全然納得いかないけどね。って言いながら
靴を脱いでさっそくソファーに寝転ぶミノ
LK「……あ、Aのその居酒屋の件で本題の本題を忘れてた。ごめん、勘違いさせて」
ソファから立ち上がってしっかりと
綺麗な90°で謝罪してきた。
「……いいよ。私もごめん、ヤケクソになっていつもなら断るのに誘いに乗って居酒屋に行ったこと」
LK「A、怒ってたよね？それって嫉妬したってこと？」
「何が言いたいの？」
LK「嫉妬したってことだよね」
「いや違うけど。というか嫉妬とかの次元じゃない気持ちであの報道見てたんだけど。」
LK「…Aは俺がいなくても全然生きていけそうだからさ、連絡だって全然しなくていいとか言うし。……俺が多少女性と触れてもそれが何か問題でも？ってキョトンとしてそうだからあんな風になったAにビックリした〜」
ははっと笑いながらミノは
問題が済んだかの様にまたソファに寝転んだ
少し悲しかった
私の事をそんなふうに思ってたことが
「私をそんなに強い女に見ないでよ」
LK「……え」
涙を流さない様必死に目に溜めながら睨むと
ミノは驚いた顔をして戸惑い始めた。
「私なんかより１００倍可愛い女性に囲まれて仕事してるミノがいつ目移りするのか怖いし、友達のときは何も思わなかったのに付き合ってからミノを携帯やテレビで観る機会が多くなって、こんなに近い存在なはずなのに遠く感じるようになったよ」
「ミノの世間での存在が大きすぎて、圧倒されちゃって偶に付き合ってても良いのか不安になる。でもこの気持ちは一般人じゃないミノには分からないよね」
相手に伝えるまでもないほどに
日々、小さく小さく悶々としてたことが
一つの出来事でとても大きく不安に変わる
恋愛すると気持ちが不安定になるから嫌なんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 516人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽぷり(プロフ) - まるさん» お久しぶりです〜！拙い語彙力なのに褒めてくださってありがとうございます🫶🏻 (8月12日 7時) (
レス) @page31 id: af14bd311e (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 主人公の性格が最高すぎます🫶🏻語彙力ありすぎておもしろいです😂 (8月11日 23時) (レス) @page31 id: d9dd77b85b (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷり(プロフ) - 愛さん» はじめまして！こちらこそ読んでくださってありがとうございます🎵 (8月7日 11時) (レス) @page23 id: af14bd311e (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 『チャンバン』見るたびに吹き出してしまいます！楽しい文章をありがとうございます。 (8月7日 10時) (レス) @page23 id: 3806d56068 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷり(プロフ) - けいさん» 初めまして！ありがとうございます、これからもよろしくお願いします➿ (8月6日 18時) (レス) @page23 id: af14bd311e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽぷり
| 作成日時：2023年7月21日 21時
