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「俺は別にいいんだけどさ先輩らが気に入ってんだよね
理由くらい説明してくれないと」
虎杖は呪いのことを全く知らない様子だった
まあそれが普通だから良いんだけどな……
「日本国内での怪死者・行方不明者は年平均一万人に超える
その殆どが人間から流れ出た負の感情“呪い”による被害だ」
「呪い?」
「正直私たちはお前が信じるかどうかなんてどうでもいいんだよ……
続きは私が話すな。特に学校や病院のような大勢の思い出に残る場所は
呪いが吹き溜まりやすいんだ。辛酸、後悔、恥辱……
人が記憶を反芻する度その感情の受け皿となるから……
成長途中の精神の受け皿なんてそんなもんだろうと思うけどな」
伏黒の話とそれに付け加える形で私の話を聞いていて
首を傾げつつ聞いている虎杖
この説明で良かったのか?あってるか不明だな?
「だから学校には大抵“魔除け”の呪物が置かれる」
「魔除け?ならいいじゃん何が危険なの」
「お前の高校に置かれていたのは特級に分類される危険度の高いものだ」
「人が死ぬ可能性があるんだ…速く渡せ」
「いやだから俺は別にいいんだって先輩に言えよ」
特級呪物の入った箱をこちらに投げて渡してくれた
それでなかに影響あったどうするんだろうなコイツ
と思いながら受け取った
だが私は忘れていた今回の任務は“特級呪物”だってことを
つまり入れ物にも呪力がついている可能性を捨てていたことを
「おい…………これ空だ!」
「はぁ!」
正直にいう。面倒くさい
てか…中身だけ抜けるってことがあるのか普通?
あぁ……嫌な予感がする!
「中身は!」
「だから先輩が持ってるって!」
つまり任務はまだ終わりって訳じゃない
しかも一番ヤバい展開に持ってきてしまったと冷や汗が垂れる
これはヤバい……そうとうヤバい
せめてこれ以上被害者が増えないようにと祈っていた
「ソイツの家は!」
「知らねぇよ確か泉区の方……」
しかしそんな願いも神を信じない私には散ってしまった
「そういや今日の夜学校でアレのお札剥がすって言ってたな」
「は、!」
「良く剥がそうと思ったな!アホか!ソイツら」
「…………もしかしてヤバい?」
私はついいつもの調子でいってしまった
けどこれも呪術師の仕事だと思いこませ
私は虎杖に視線を向けて口を開いた
「ヤバいですんだ方がよかった……ソイツ、確実に死ぬ」
まだ夏風になっていない冷たい風が
私たちを危険な状況だねと嘲笑うように吹く
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桜吹雪@低浮上(プロフ) - 星空の砂時計さん» ありがとうございます!頑張りますね〜機会があれば会いましょう! (2021年4月29日 12時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
星空の砂時計 - とても面白いですね♪ 作者さんのペースで更新を頑張ってくださいね! 私も呪術廻戦にハマり、作品を書いている者なので機会があれば何処かでお会いしましょう! *´▽`* (2021年4月29日 12時) (レス) id: a21ef6301e (このIDを非表示/違反報告)
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