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「うっし行くぞ！」
意気込む悠仁の背を見る
だがその背中を見て余計に思ってしまう
“それが正しいのか”と私は正しくなかったとしても呪いは祓う
人助けとは一体なんだろう？嫌、今は関係ない
「恵……私が前の方がいいか？」
「後ろで」
「了解」
隣に立っていた恵にそう話しかけ
返ってきた返事にそって後ろへ行く
「帳を下ろしますお気をつけて
《闇より出でて闇より黒くその穢れを禊ぎ祓え》」
伊地知さんがそう唱えると建物一帯が闇に包まれていく
この帳は私達を隠す結界だ。私も使える
「《玉犬》」
指で形を作り白い毛並みの犬の式神を出す恵
相変わらず愛くるしい見た目をしている
「呪いが近付いたらコイツが教えてくれる」
すり寄ってきた玉犬の頭をよしよしと撫でる
ふわふわって最高だな〜
そんなことをしているうちに恵がドアに手をかけた
「行くぞ」
「分かった」
ギィッと扉がひられたが、目の前の光景を見て驚く
普通の見た目じゃないなということと
「此処って本当に二階建ての建物よね」
二階建て宿舎だったのが先が見えないぐらいのマンション内みたいだった
大きなパイプ同士で繋がったり普通の建物ではない光景が広がっている
「ど、どうなってんだ！」
「おおお、落ち着け！メゾネットよ！」
「全員落ち着けよ」
非現実的な光景に慌てふためく2人
それを沈めさせようとする私
恵はハッとした表情で私らの方を向いた
「──扉は！！｣
その声につられて振り返ると先ほどあったはずの扉はなくなり
太いパイプに塞がれていた
かなりの強敵かも？
「ドアがなくなってる！」
「なんで！？今ここから入ってきたわよね！」
「落ち着くのは大事だぞ〜」
動揺のあまり2人して変な踊りをしだした
思考回路が本当に一緒だな……
ふと恵を見ると玉犬に何か話しかけていた
「大丈夫だ
コイツが出入り口の匂いを覚えている」
「流石だな〜」
「わしゃしゃ！」
「ジャーキーよ！ありったけのジャーキーを持ってきて！」
「この状況でジャーキー持ってる方がおかしいだろ？」
「ないの！董華！ないの？」
「緊張感を持て！」
玉犬を褒めたたえていると緊張感のなさに恵から怒られた
緊張感を持ちすぎはすぐに対応できないきが
「やっぱ頼りになるな伏黒は
オマエのおかげで人が助かるし俺も助けれる」
悠仁のその言葉にしばし沈黙をしたのち
「進もう」
「あぁ！」
私たちは歩く
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桜吹雪@低浮上(プロフ) - 星空の砂時計さん» ありがとうございます！頑張りますね〜機会があれば会いましょう！ (2021年4月29日 12時) (
レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
星空の砂時計 - とても面白いですね♪ 作者さんのペースで更新を頑張ってくださいね！ 私も呪術廻戦にハマり、作品を書いている者なので機会があれば何処かでお会いしましょう！ *´▽`* (2021年4月29日 12時) (レス) id: a21ef6301e (このIDを非表示/違反報告)
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