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たどり着いたのが……黒い靄が湧き出る廃ビル
「いますね呪い」
「バリバリいるわ〜」
「「嘘つきーー!」」
「六本木ですらねー!」
「地方民を弄びやがって!」
冷静に言う私らとは対照的に2人はわめいている
まあ五条先生の性格をわかってたらこんなことにならなかったけど
「これって廃ビルだけですか?」
「というよりデッカイ霊園があってさ〜
廃ビルとのダブルパンチで呪いが発生しちゃったわけ」
「そりゃ出るわ」
何でもこの廃ビルの奥の方に霊園あるらしい
釘崎は未だに唸っているけど悠仁は切り替えていた
「やっぱ墓とかって出やすいの?」
と子首を傾げている
切り替えが早い方が呪術師として良い方ではある
「墓地というより墓地=怖いっていう人の心の問題だな」
「それが人に負の感情を産み出してしまい呪いが生まれるって訳だ」
「あー学校と病院も似た理由か」
「複雑な奴は本当に複雑だけど大体は単純なものが多いぞ〜」
「ちょっと待って
「実は…」
恵がこれまでの事を簡潔に説明した
簡潔って言っても特級呪物を食ったって
言ってしまえば終わりなんだけどな
「飲み込んだ!特級呪物を?」
釘崎は悠仁から距離を取った
多分正常な反応だと思う
「きっしょ!ありえない!」
「んだと〜」
「これは同感」
「あれ、飲み込むやつじゃないはずなんだがな〜」
へへっと照れている悠仁
褒めてると感じる悠仁がすごいと思った
「君たちがどこまでできるか知りたい
ま、実地試験みたいなもんだね
野薔薇、悠仁…2人で建物内の呪いを祓ってきてくれ」
ゲッという顔をする釘崎
特級呪物を飲み込んだ事がそんなに嫌みたいだ
多分正常な反応だと思う
「でもあれって呪いは呪いじゃ祓えないんじゃ……俺は呪力なんて」
「君そのものが呪いみたいなもんでしょ」
「宿儺を取り込んだおかげなのか知れないけど
悠仁の中には微弱だが呪力が備わったんだよ……私も一応分かってるぞ」
「ただね〜コントロールするのが難しいからこれを渡すよ」
と五条先生は何処からか“呪具 屠坐魔”という呪具が渡される
あれって───
「あ、そうだ悠仁。宿儺は出しちゃだめだよ」
「え?」
「あれを出せばその辺の呪いなんて瞬殺だけど
周りの人間まで巻き込まれちゃうから」
「わかった!宿儺は出さない」
「おーい早くしろよ!」
釘崎に呼ばれ悠仁はビルへ入っていった
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桜吹雪@低浮上(プロフ) - 星空の砂時計さん» ありがとうございます!頑張りますね〜機会があれば会いましょう! (2021年4月29日 12時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
星空の砂時計 - とても面白いですね♪ 作者さんのペースで更新を頑張ってくださいね! 私も呪術廻戦にハマり、作品を書いている者なので機会があれば何処かでお会いしましょう! *´▽`* (2021年4月29日 12時) (レス) id: a21ef6301e (このIDを非表示/違反報告)
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