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序章 ページ2

「「百葉箱!」」


夜の学校
私こと涼風董華と私の同級生になる予定の伏黒恵は
思ったことを電話の相手に話していた


「そんなところに特級呪物保管するとか馬鹿すぎるでしょ……」


「曰く付きなもんを何でこんな百葉箱にいれようと思えんのか?」


《アハハ! でもおかげで回収も楽でしょ?》


「回収しやすい問題じゃないけどね!」


私たちの担任になる予定の先生、五条悟に事実を突きつけたつもりだ
私たちの任務が特級呪物“両面宿儺の指”の回収だ




記録:2018年6月
記入者:涼風 董華、伏黒 恵 責任者:五条悟


宮城県仙台市、杉沢第三高校





「ないですよ」


「確かにないな」


ぱかっと百葉箱の扉を開けた伏黒は電話の主につぶやく
私はそれに続いて無いことを確認した


《え?》


「百葉箱空っぽです」


魔除けとして置かれていた呪物が忽然と姿を消していたのだ
これは由々しき事態…最悪全員死ぬなと思っていた


《マジで? ウケるね》


「ぶん殴りますよ……」


「それなら私も殴って良いか?」


伏黒の額に青筋が浮いた。私は無表情だった
呪物が勝手に動くとは考えにくいとなれば誰かが動かしたのだろう
それがどれだけ危険なものかも知らずにな…


《それ、回収するまで帰ってきちゃダメだから》


なんの手がかりもないものを探すことほど骨が折れることはない
突然押しつけられた無理難題に伏黒はため息をついた
私は舌打ちをした


「今度あったら術式使って殴って良いですか?」


《ダメに決まってるじゃん》


ぱたんと百葉箱の扉が閉められる
私は舌打ちをした後にため息をつき口癖を言っていた


「やっぱ……こんな世界の終わりなんて呆気ない方が良いよな」





そう、これが始まり


特級呪物“両面宿儺の指”から始まる


彼女たちの呪術師としての物語


終章まで…本当に


長い物語

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設定タグ:呪術廻戦 , 原作沿い , 救済有り   
作品ジャンル:アニメ
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桜吹雪@低浮上(プロフ) - 星空の砂時計さん» ありがとうございます!頑張りますね〜機会があれば会いましょう! (2021年4月29日 12時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
星空の砂時計 - とても面白いですね♪ 作者さんのペースで更新を頑張ってくださいね! 私も呪術廻戦にハマり、作品を書いている者なので機会があれば何処かでお会いしましょう! *´▽`* (2021年4月29日 12時) (レス) id: a21ef6301e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜吹雪 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年2月2日 13時

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