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「ただいまー。凛月ー、凛星ー。起きてるー?」
「ん………起きた」
「よかった。ごめん、お腹空いてるよね。チャーハンでいい?」
「えー………。姉者の血がいい」
なんてふざけた事を言う凛月はべしとしばいておいた。
凛星にお菓子を渡してから、チャーハンを作るための材料を取り出す。
4人分をちゃちゃっと作りつつ、今日の夜ご飯について考える。
「(2人の好きなものの方がいいよね………。
とりあえずパーティー風にして、自分で取る方がいいよね。うん、そうしよう)」
出来上がったチャーハンを運んで、久しぶりに4人で食卓を囲んだ。
会話を聞いていると、凛月と凛星はまた寝るらしい。
じゃあその時間を使えばいいかな………。
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あの後、2人は宣言通り(?)にちゃんと寝た。
いや、ちゃんと寝たっておかしいっちゃおかしいんだけど………。
まあともかく、れーが手伝ってくれて、なんとか夜ご飯の時間に間に合った。
準備は出来て、2人を起こしに行こうとした。
私が行く前にれーが呼んできてくれたらしい。
………なんだ、珍しく使える。ほんとに今日風邪でも引いてるんじゃ………?
「「おぉ………」」
あ、2人が目輝かせてる。
ふふ、可愛いなあ、もう!
時々凛月と凛星の写真を撮りながらも食べ進め、30分程度で全てを平らげてしまった。
今日結構な量作ったはずなんだけどな………。さすがに4人いたらすぐなくなるか。
それに、今日は凛星が思っていた以上にいっぱい食べてた。
美味しかったーって言ってくれた。ウチの妹可愛い。天使だ。
一服してから、頃合いを見てケーキを出す。
私達キョーダイが好きなチョコケーキ。
2人とも……っていうか3人とも、市販のケーキを好まないから私が作った。
お菓子作りは慣れてるから、味は大丈夫だと思うんだけどね………?
「「はっぴばーすでーとぅーゆー」」
私とれーが歌い、れーがロウソクに火をつける。
「「でぃあ凛月&凛星〜。はっぴばーすでーとぅーゆー」」
2人はせーのと息を合わせて、ロウソクの火を消した。
高校生にもなって……と自分でも思う。
けど、これからの事を考えると、今のうちにやれる事はやっておきたかった。
「はむ」
「………うま」
「よかった〜」
「なーのケーキは美味いに決まってんだろ」
普段以上に幸せなオーラを出す凛星。
今日は珍しく素直な凛月。
完全に零様に戻ってるれー。
3人とも、可愛い弟・妹。
大好き。
2019/9/22
新生雷門のムードメーカーには 『日和正勝誕生祭』→←大好きで大切な、 ※名前固定 『朔間凛月、朔間凛星誕生祭』
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蒼乃(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!更新は不定期ですが、更新する時は頑張りたいと思います! (2021年9月7日 17時) (レス) id: c9e288890e (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして!とっても素敵ですね!高評価しました! (2021年9月7日 17時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - Vermutさん» ありがとぉぉぉぉ!!そう言ってくれて嬉しい!いやいや、受験だもん!僕、更新頑張るからVermutも受験ファイトです!Vermutが戻ってくるまで、これも月光の歌姫も更新しまくってやんよ……!(悪い顔)← とまあ、これはちょっとした冗談で……、ほんとありがとね!! (2019年9月29日 8時) (レス) id: e3feac7888 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - うわぁぁぁんスマホ取られてたせいで見るの遅れたぁぁぁぁ!!!((すっごく素敵な作品だね!!治兄のとこ、本当に泣けて来たよ…!更新ちっともしなくなった私が言うのも何だけど、更新頑張ってねー!! (2019年9月29日 8時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼乃 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時:2019年9月7日 23時