生まれてきてくれて、ありがとう。【キャラ生誕】

大好きで大切な、 ※名前固定 『朔間凛月、朔間凛星誕生祭』 ページ5

「おや、なーではないか。何をしておるのじゃ?」

「珍しいね。れーが今起きてるなんて」


日曜日のお昼前。今日は母さんも父さんも仕事で夜はいない。
だから、夜ご飯の買い出しに行こうとしていた。ついでにお昼ご飯買おうとしてたし。

まあ、さっき言った通りれーがこの時間帯に起きてるなんて奇跡と言ってもいいぐらい。
理由を聞くと、納得出来た。


「ふむ、買い出しか………。
じゃ俺も行くわ。2人に買いたいモンがあるしな」

『急に口調戻さないでよ、びっくりする。
ま、それなら今日は荷物持ちしてもらおうっと』

「は!? そんなん聞いてねぇぞ!」

『今言ったんだから当たり前でしょ』


そうやって言い争い(ほとんどれーが勝手に言ってる)をしていると、2人が起きてきた。
声からして、ちょっと怒ってるかも………。


「姉者、兄者、うっさいんだけどぉ?」

「せっかく、凛月と寝てたのに………」


内心あちゃーとなりながら、凛月と凛星(りせ)に謝罪の言葉を述べる。
珍しくれーも一緒だ。


「ごめんね。凛月、凛星。
私達これから買い物に行ってくるけど、何か欲しいものある?」

「かいもの………にぃとねぇが? んー、おかし欲しい………」

「俺はいらないかな………あ、兄者二度と帰って来ないでよ」

「凛月〜〜! お兄ちゃんはそんな子に育てた覚えはないぞ!?」

「兄者に育てられてない」


「こーら、茶番はそこまでにしなさい。
凛星、お菓子はなんでもいい?」


あのまま永遠に続きそうだったれーと凛月を止めて、凛星に確認をする。
目を擦りながら弱々しくうんと頷いたから、玄関へ向かおうとする。


「じゃあ行くね。れー早く。
凛月、凛星。寝ててもいいけど、寝すぎちゃダメだからね?」

「「はーい………」」


ほんとに分かってるんだかと内心毒づきながらドアを開けた。
うわ、眩し………。



「れー、大丈夫? 無理しないでよ?」

「こんぐらい平気だよ、心配すんなって」


いやまあ、確かに凛月と凛星の方がやばいけどさ………。
これでも1番上だし、心配するの当たり前でしょ?

そう言っても、れーは私の頭をポンポンと撫でるだけ。
ん? ポンポンって撫でるって言うのか? まあいっか。



………妹扱いされるの嫌なんだけど。

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