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3月になって、少しずつあったかくなる
3年生の先輩たちは受験やら就活やらでバタバタしている
ホワイトデーも、あと少しで来る
真「やばい！A、どうしよう！！」
朝、登校してきて直ぐに真琴が私の元へ飛んできた
「どした、何かあったの？」
真「…うん、あの、20日の日曜日に、、」
日曜日、？
確か、先輩たちの大学合格発表日、だっけ
「その日がどうかしたの？」
真「…平塚先輩に、その日学校に来て欲しいって、言われた」
「……え？！」
平塚先輩が？！
真琴に？！
真「なんかバレンタインのお返しと、1番最初に発表結果を言いたいって言われて、」
「えー！！」
何それキュンキュンする！！！
真「平塚先輩と、会うの最後になっちゃうの嫌だし、素直になって見ようと思う、」
「うん、応援してるね、？」
真「ありがとう、」
にしても平塚先輩と真琴、付き合う事になったら嬉しいな〜
なんて部屋のベッドに寝転びながら考える
可愛い感じでお似合いだし、早く良い報告結果が聞きたい
枕に突っ伏しているとスマホの通知がなった
「……黒田くんだ」
スマホのメッセージ欄を開いて内容を確認する
黒《13日空いてる？バレンタインデーのお返ししたくて！》
13日……日曜日か、
て、わざわざ休みの日に？
《お返しなら学校でも大丈夫だよ？》
黒《連れて行きたいところあって、ダメ？》
……連れて行きたいところ、？
どこだろう
《分かった！いいよ》
黒《じゃあAの最寄り駅で待ってて！迎えに行くから》
なんて言って、私は13日の日曜日に出掛けることになった
結構遅めの時間に待ち合わせだったけど、どこに行くんだろう
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作者名：忍女
| 作成日時：2021年7月4日 17時
