メンヘラコンファインIV (ページ4)

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you side＿＿＿

結局、クッキーどうしよう

真琴には放課後渡すからとか言って、先に帰ってもらった

だから私はまだ学校に居て、カバンの中のクッキーをどうしようか迷っている

屋上の前の階段で、1人頭を抱える

「……もういっそのこと自分で食べちゃうか、」

そんなこと言ってると、スマホの通知がなった

…真琴かな？それとも内村先輩？

スマホを開いて見ると、黒田くんからだった

黒《まだ学校いる？》

……どうしたんだろう、

《いるよ》

そう送ると直ぐに既読がつく

黒《どこ？》

どこ、って

まさか会いに来るつもり？

今来られても勝手に気まずくなっちゃうんだけど

……でも場所教えないのも不自然だよね

そう思って私は素直に自分のいる場所を教えた

暫くするとドタバタと足音が聞こえて、息を切らした黒田くんが階段を登ってやって来た

黒「はぁっ、はぁ、、」

「……黒田くん？」

何か用事があったのか

そんなに走って、急用かな

黒「Aさ、」

「うん？」

黒「…湧のこと、好きだったりする？」

「……………え？」

あまりにも頓珍漢なことを言われて私は暫く声が出なく、思考が止まった

何変な冗談を言ってるんだ

そう言おうと思ったけど、黒田くんの顔は至って真剣で、

とりあえず詳しく聞こうと思った