メンヘラコンファインIV (ページ18)

今日:25 hit、昨日:13 hit、合計:102,461 hit

168 ページ18

.

新しいクラスになってから数週間

相変わらず私の周りは、主に後ろだが、凄くうるさい

黒田くんが話しかけてきたかと思えば船橋さんが入ってきて、それに真琴が突っかかっていくという無限ループ

授業で、グループになって相談するという時間になった

席順で5人

机を固めて初めてヴァサイェガ渉くんと向かい合わせになった

渉「……なに？」

「え？」

渉「俺の顔何かついてる？」

ヴァサイェガくんはそう言って自分の顔をペタペタと触る

やばい、つい綺麗な顔立ちだったから見すぎちゃった

「いや！なんもないよ！ごめんね？」

渉「別に、」

黒「ちょっと！2人だけで話さないでよ！」

「はいはい、じゃあプリント埋めてこー、」

そうしてプリントを埋めるはずだったのに

黒「あ、Aグミ食べる？」

なんて言ってお菓子を取り出してくる黒田くんと

船「私欲しい～！」

それに乗っかる船橋さん

真「ちょっと、そこうるさい！」

それに反撃する真琴に、

頬を付いて遠くを眺めるヴァサイェガくん

「……はぁ、」

案の定、授業終わり先生に注意され、埋めることの出来なかったプリントは放課後までに提出しなければいけなくなった

黒「えー、どうしよう、なんて書こうかな」

「貸して、私やるから」

黒「でも悪いよ」

「…1人でやる方が早いし、遠慮しないで」

私はそう言って強引に黒田くんからプリントを取った

真琴も手伝ってくれると言っていたが、放課後は平塚先輩とデートがあるらしいから私が何とか説得して帰らせた

黒田くんは部活で、船橋さんはもうとっくに帰ってる