メンヘラコンファインIV (ページ16)

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春、新学期

満開の桜が咲いてる中を歩くのは気分が良い

門を潜り、クラス表が貼られている掲示板の前には沢山の人が集まっている

「…んー、どこだろ、」

１組…は、居ない

２組にもないな

「…あ、あった」

３組だ

てか、待って

真琴も同じクラスじゃん！

「やった、真琴早く来ないかな～」

……そう言えば黒田くんのクラス何処だろう

３組に、居ないかな

そう思って目線を下に提げていくと

「…っ、」

同じクラスだ

今年は同じクラスなんだ

教室に行くと、数人のクラスメイトが居た

あと

黒「あ！A来た！！！」

私の顔をみつけてはブンブンと手を振る黒田くん

相変わらず来るの早いな

黒田くんの席は窓際の1番後ろ？

「…同じクラスだね、1年間よろしく」

黒「マジで嬉しい！これ運命だよね？！」

「……運命では無いから」

自分の席を確認しに行こうとしたが

黒「A、俺の隣座りなよ」

「……え？」

黒「席自由なんだって！最高すぎるよね！」

「そうなんだ、」

黒田くんの隣か

いや、いいんだけど

隣だとなんか落ち着かなさそだな

「じゃあ私、黒田くんの前に座るよ」

黒「えー、隣は？」

「隣はいや！」

そんなこと言って揉めてると

真「A！おはよう～！！今年もクラス同じとか運命なんじゃない？！超嬉しい！」

真琴が登校して来た

「おはよ！かもしれないね～」

黒「は？！俺の時と反応違う～！」

「黒田くんは今年初めてだし、」

真「げ、黒田も居るの？しかも席前後ってA頑張ってね」

真琴は私を哀れむような目で肩に手をポンと置いた

黒「いやいや、そんな憐れむようなことじゃないから！」

それからなんやかんやあって真琴の席は私の前になった

ここまでは、良かった

ここまでは