メンヘラコンファインⅡ (ページ41)

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文化祭当日、校内のどこを見てもキラキラ派手になっていてワクワクする

私たち３組は色々と準備に時間がかかるから少し早めに来ていた

真「男装メイクって難しいね」

「ねー、眉毛上げとけばいいんじゃない？」

男子のメイクをやってあげたり、自分たちのメイクをしたり、忙しい

最終でウェイターを着て、私は髪の毛を結ぶ

他の髪の長い女子たちはウィッグを被るらしい

真「まって、Aめっちゃかっこいい！！」

真琴のその声で数人の女の子たちが振り向く

女１「え！ほんとだ！Aさんかっこいい！」

女２「写真撮ろ～？」

女３「ストーリー載せたい！！」

…もしかして私、男の子に生まれてきた方がモテてたんじゃないか

そう思うくらいには皆、絶賛してくれた

男子のメイクも終わって、他のクラスの人たちも徐々に登校し始めて来た

真「男子の足ゴツすぎ」

「それは仕方ないって笑」

男子はいつもの倍テンションが上がっていてぶりぶりコントをしたりして盛り上がっている

１日目は学校内だけで行って、２日目は他校や家族なども来ていいことになっている

今日の内に沢山回っとかないと

そう思っていると、隣のクラスからキャーという声が。

何事かと思って真琴と顔を見合わす

言ってみると女子の集まりの向こう側には、

真「あぁ、なるほどね」

「にしても凄いな」

ヴァンパイアのコスプレをした黒田くんが立っていた

何事かと思ったじゃん

写真撮る女の子たちに、少しニヤニヤしている黒田くん

「…アホ面、」

真「嫉妬？」

「……んなわけ」

そんな訳、ないでしょ

文化祭が始まる

私と真琴は午前が当番で、裏で準備をする

始まってまだ数分だけど、やっぱり男女逆転というのが面白いのか少しずつだけど、人が集まってきている

結構繁盛してるみたいで良かった