メンヘラコンファインⅡ (ページ24)

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黒「わ！見て！！めっちゃ綺麗！！」

花火を両手に持ってAから少し離れて振り回す

「もう、危ないよ、？」

黒「Aも早く！」

そう言うとAも花火を袋から取り出して火をつける

暗かったAの周りが花火で明るくなる

「……綺麗、」

本当に綺麗

ドキドキして、これ、

ちょっとやばいかも

黒「ね、次これしようよ」

「どれ？」

花車を取り出して火をつける

するとクルクルと回りながら飛び跳ねる

「わ、なにこれこわ！！」

Aは飛び跳ね回る花火から逃げる

黒「あはは！大丈夫だって笑」

それから色んな種類の花火をした

Aの顔は今までよりも凄く明るくて楽しそうだった

最後に線香花火に火をつける

風が来るから、と言ってAと距離を詰める

「…黒田くんってやっぱり慣れてるよね」

黒「え、」

「こーゆう技、沢山やってるんでしょ？」

そうクスッと笑うAに心臓がまた飛び跳ねる

ずるいな、

黒「花火したのは、Aが初めてだけどね」

「…そっか、」

反応が完全に脈ナシ

Aってどんなやつが好きなんだろ

そう思ってるとAの火の玉が落ちた

黒「あ！落ちたー！！」

「残念、黒田くんのいつまで続くだろ？」

黒「ギネス狙ってやる」

「線香花火にギネスとかあるの？笑」

そうして俺の火が落ちるのを待っていると

「……黒田くんってあの家に1人で住んでるの？」

Aがそう聞いてきた