メンヘラコンファインⅡ (ページ3)

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黒「あー、やっぱりめっちゃ腫れてる…」

なんで、

なんで私、保健室に居るんだろ

黒田くんに連れてこられた場所は保健室で、先生は外にいるから居ないため、椅子に優しく降ろされる

そして何故か湿布を貼ってもらっている

「……なんで、」

黒「え？」

「なんで分かったの、」

うまく、隠したはずなのに。

黒「いや、顔色めっちゃ悪かったし、普通に分かるよ」

「っ、」

やばい、

また重なった

出会った頃の光ちゃんと

黒「よし、これでいいかなー？」

黒田くんはそう言って立ち上がる

自分の足首にはしっかりと湿布が貼られていた。

「……ありがと、ぅ」

今更素直になるのが恥ずかしくて最後の方の声が小さくなる。

黒「ん、素直になりなね」

黒田くんはそう言って私の頭をポンポンとする

「……」

やめて

やめて、

本当に重なる

私の頭をそんな風に優しく撫でてくれたのは光ちゃんだけなのに。

「…めて、」

黒「え、？」

「もう、私に優しくするのも構ってくるのもやめて」

私はそう言って黒田くんの手を払った

黒「Aちゃん、？」

「…私、黒田くんと仲良くなれないから」

だから、それ以上近づいてこないで

私が張ってる壁を通り抜けてこないでよ

頑張って壁作ってるのに、なのに

黒田くんは

黒「嫌だ。」

と反論してきた

黒「Aちゃんに興味あるから、仲良くなりたい」

「黒田くんが一方的に思ってるだけで、私は迷惑してるの」

黒「…じゃあ、なんでこの間ちゃんと謝ってくれたの？」

っ、

黒「あの時謝ってなかったら俺と距離置けてたのに」

「それ、は、」

本当に悪いと思ったからで

別に深い意味はないのに

なんで言葉が出てこないんだろう