先輩はお兄ちゃんII (ページ26)

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先輩の元に行きたかったけど借り物競走のアナウンスが流れる

後で急いで行こう

リレーが終わった美咲とすれ違う

美「あ、あんたどこいたの？！」

「あー、それは後で話す！私今からだから！」

列に並び準備をする

私は最後の組だから最後列

あっという間に私の順番は来て、スタートの合図が鳴った

走って置いてある紙のもとに行く

内容は…………

これは、、、

わたしはある人を探し、辺りを見渡す

とりあえず3年のところ……

そう思って3年の席あたりに行く

すると

男「ごめん。一緒に来てくれないかな？」

と、同じ学年の男の子がわたしの腕を掴む

「えっ、？」

男「お題が可愛い子だったから、、、」

それだったら私じゃダメでしょ

いや、それよりも私は選手だし、先輩探さないと行けないから断ろうとしたとき

　「だめ」

と後ろから抱きしめられた

「そ、颯太先輩…」

内「なーに、男の子に声かけられちゃってんの！」

「先輩、探してたんです。」

内「んえっ」

わたしは先輩の腕を掴んで走り出した

内「うわ、ちょ、？！」

内「お題何なの？？、」

「っ、それは、内緒です！！ゴールしてから、、」

そう言うと先輩は

内「じゃあ早くゴールしたい」

とわたしをお姫様抱っこした

「ちょ、颯太先輩っ？！？！」

内「この方が速い」

生徒達の歓声が凄い

女子の悲鳴はもちろん、冷やかしの声も聞こえてくる

恥ずかしい、けど、

嬉しい

ぶっちぎりの一位

　『ゴールおめでとうございます！
　借り物成功です！！』

良かった、

内「その紙貸して」

「え、いや、、それは、、」

私が躊躇してると先輩は私の手から紙を奪い取った

「あっ、」

先輩は固まってしまう

そしてみるみる顔が赤くなっていく

嘘、意外。照れてる

内「こんなの、ずるい」

「先輩、好きです。」

そう言うと先輩は

内「俺も」

と全校生徒の前だと言うのにも関わらずキスをしてきた

さっきよりも盛り上がる生徒達

内「これからもよろしくね」

" ずっと一緒に居たいと思う人 "