先輩はお兄ちゃんII (ページ18)

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あれから雷は止まなくて、私は先輩に抱きしめられたまま寝てしまっていた

起きると目の前に颯太先輩の顔が。

「っ、、、」

びっくりしたけどそれ以上に幸せだった。

私がまた恋愛できるなんて思ってもなかったから

「…ありがとうございます。颯太先輩」

内「…何が？」

寝てると思っていた先輩が目をパチっと開ける

「…何もないです。おはようございます」

内「おはよ、ね、今日から一緒に行こうよ」

「え、でも…」

内「ダメ……？」

颯太先輩の顔は子犬みたいで断れなかった

お母さんたちは夜帰ってくるみたいで、朝ごはんを食べて家を出た

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内「ふふ、」

電車に乗ってると急に笑い出した先輩

「え、なんですか。怖い」

内「ごめん。嬉しくて。Aちゃんと一緒に通学出来るなんて思ってなかった」

電車内で何を言ってるんだこの人は

内「顔赤い可愛い」

きっと周りから見たら私たちは兄弟になんて見えないだろうな……

そんなことを思ってるとあっという間に学校に着いた

内「じゃあ帰り教室迎えに行くから待っててね」

といきなりそんなことを言われて颯太先輩は行ってしまった

「…勝手だな笑」

すると後ろから

美「ちょっとAさーん？どういうこと？
　一緒に来るなんてアツアツじゃん！笑」

「美咲…あ、あのね、私、付き合うことになった」

美「え！！！！！！嘘！！！！！！」

美咲の声が響く

「ちょ、声！」

美咲は慌てて口を抑える

美「え、何？告白したの？そんな素振りなかったけど？？？？？」

「まって、詳しいことは教室で話す」

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私は美咲に付き合うまでの経緯を話した

美「えー、めっちゃいいじゃん！おめでとう～泣」

「ちょ、美咲、涙目になってる！笑」

美「だって嬉しいんだもん！
　あいつのことがあってから全然恋愛してこなか
　ったじゃん！」

「…ありがとう美咲」

　

それからは凄い幸せでずっとニコニコしていた