6新しいスタート(類×ヒロイン) ページ44
講演から3日がたった。
あのショーは特別講演ということで一度きりの講演で終了。(司さん達がもとは私のためのショーだからと、素人の私を気づかってそういう形にしてくれた)
そのため「知る人ぞ知る幻のショー」とワンダーステージのファンの間で拡散され、SNSではちょっとした話題となったみたい。
再講演のリクエストもたくさん来ているから申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、私はあの日を最後にただのワンダーランズショータイムのファンに戻ったから仕方ない。
それに、あの後が大変だった。
ショーの熱の余韻にひたっていた私たちの前に現れたのは、たまたま家族でショーを見に来ていたモデルのスカウトマン。
いきなり名刺を渡されたときは固まってしまったけど、いくら断っても引き下がらない様子についには皆が間に入って裏口から逃がしてくれた。
その日から皆には会えていない。
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A「うーん。学校で会おうにも入れ違いになっちゃうしなぁ」
午後2時。みんなは学校で私は絶賛アルバイト中。休日に抜け出してワンダーステージに行こうにも今担当している持ち場はステージと正反対に位置しているのだ。
A「案外接点がないのがさみしい……」
みんなも結構ムリして時間を作ってくれてたのかな……。
この3日間で考え抜いて出したこれからの私の答えを聞いて欲しかったのに。
？？「こんにちは。可愛いくまさん」
A「！！類さん！？え、あれ学校は」
類「心配ないよ。こうでもしないと君に会えないと思ってね。みんなも心配していたよ」
A「あ……」
みんなの顔が頭に浮かぶ。
A「私伝えたいことがたくさんあって」
類「うん」
A「あのショーの動画がSNSで拡散されてて、それを見たクラスの子が話かけてくれて今度一緒にフェニランに行こうって言ってくれて」
A「他にも町で芸能事務所の人に声をかけられて、前なら逃げていたのに色んな道があるんだなって思えるようなったんです」
A「ほとんど皆さんのおかげなのにちゃんとお礼も言えてなくて」
類「もちろん最高のショーは一人では出来ないからね。それに僕たちからもお礼を言われてほしい。お陰でナイトショーのお客さんも増えたしね」
類「だからこそ君の門出を祝福するよ」
A「えっ！どうして知って」
類「キツネくんが寂しがっていたよ」
どうやら先輩に聞いたみたい。
私は来月から忙しくなるとき以外のシフト減らしてもらったのだ。
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やっぴ(プロフ) - こがねさん» わーいコメントありがとうございます！！ノリノリで書いてたらやたら長文になって結果的に早く完結してしまいました笑！楽しんでいただけて嬉しいです♪ (2022年8月26日 14時) (
レス) id: 392f7ee5d7 (このIDを非表示/違反報告)
やっぴ(プロフ) - 完結しました楽しかったです！ (2022年8月26日 14時) (レス) @page46 id: 392f7ee5d7 (このIDを非表示/違反報告)
こがね(プロフ) - 完結おめでとうございます！めちゃくちゃ面白かったです！更新が早くて驚きました…！ (2022年8月26日 14時) (レス) @page47 id: 2864f1174d (このIDを非表示/違反報告)
やっぴ(プロフ) - 第4部で完結予定です〜 (2022年8月22日 18時) (レス) id: 392f7ee5d7 (このIDを非表示/違反報告)
やっぴ(プロフ) - 赤いたぬき先輩もいるはず (2022年7月7日 15時) (レス) id: 392f7ee5d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やっぴ | 作成日時：2022年7月3日 21時
