5わんだほーい!(ダショ×ヒロイン) ページ43
司「皆さま!本日はどうも」
「「ありがとうございました!」」
なり止まない拍手。無事に終わったんだ……!
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えむ「やったねAちゃん!お客さんキラキラのニコニコだよ〜」
寧々「うん、反応良くて安心した……ってちょっと」
A「ごめんなさい。安心したら力がぬけて…」
文字通り膝から崩れてしゃがみこんでしまった。ここが舞台袖で良かった。
司「うぅむ…」
類「どうしたんだい?司くん」
司「いや、A。どこかで会ったか?」
A「あ…はは、その節はお世話に」
寧々「なんていうか、Aの事情は知ってたからやっぱり美人なんだろうなとは思っていたけど…想像以上かも」
えむ「本当のAちゃんにははじめましてだね☆」
類「観客もまさか野獣からこんなに変身するとは思わなかっただろうね」
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巫女(寧々)「〜〜♪……どうか野獣の心が癒されますように」
村の子ども(えむ)「あっ!洞窟の岩が動いてるよ!」
村人(類)「これは」
長老(司)「なんということだろう!」
重い岩の扉が開かれ現れたのは野獣ではなく、それはそれは美しい女神の姿。
女神がうつむいていた顔を上げると周りの者は皆その美しさに息をのんだ。
女神「…………」
村人(類)「なんてまばゆい光」
女神「ありがとう。私も忘れていた、これが本来の私の姿」
巫女(寧々)「女神様。なぜあのような野獣に」
女神「それは村が出来るずっと昔、ここは豊かな森でした。ところが神々の争いにより緑や生き物が失われ、次第に私の心も姿も変わっていったのです」
女神「巫女よ…私を思ったあの歌に感謝します。二度と失わぬよう、これからは私が村やこの土地を守りましょう」
こうして幾日も続いた雨は止み。村は以前にも増して豊かになった。
女神を救った巫女の歌は今でも村の人々に受け継がれている。
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A「実は、私お客さんの反応を見る余裕がなくて……。
でもたくさんの拍手を聞いた瞬間私の想いが物語と一緒に伝わったのかなって胸が温かくなったの」
この町に来てから私がこんな温かい気持ちになれるなんてちっとも思わなかった。
類「その気持ちが大事なんじゃないかな」
寧々「ちゃんと想いをみつけられたんだね」
司「そういう意味でも今回は大成功だったな」
えむ「良かったねAちゃん!
それじゃあ笑顔になったAちゃんとみんなで〜」
「「わんだほーい!!」」
A(ふふ、みんな大好き)
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やっぴ(プロフ) - こがねさん» わーいコメントありがとうございます!!ノリノリで書いてたらやたら長文になって結果的に早く完結してしまいました笑!楽しんでいただけて嬉しいです♪ (2022年8月26日 14時) (レス) id: 392f7ee5d7 (このIDを非表示/違反報告)
やっぴ(プロフ) - 完結しました楽しかったです! (2022年8月26日 14時) (レス) @page46 id: 392f7ee5d7 (このIDを非表示/違反報告)
こがね(プロフ) - 完結おめでとうございます!めちゃくちゃ面白かったです!更新が早くて驚きました…! (2022年8月26日 14時) (レス) @page47 id: 2864f1174d (このIDを非表示/違反報告)
やっぴ(プロフ) - 第4部で完結予定です〜 (2022年8月22日 18時) (レス) id: 392f7ee5d7 (このIDを非表示/違反報告)
やっぴ(プロフ) - 赤いたぬき先輩もいるはず (2022年7月7日 15時) (レス) id: 392f7ee5d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やっぴ | 作成日時:2022年7月3日 21時