「問掛」 ページ41
いつものように朝ごはんを食べていつものように部活を行う。
今日綾瀬と話そう──────────
決意を固めて部活に励む。
綾瀬は一くんを好きなこと烏野のみんなに言ったのかな。
言ってなかったらいいな。
なんて少し考え事までしちゃって
一くんの事になると必死だな私。
「A？大丈夫？」
手が止まっていたのを心配したのか綾瀬が心配そうに声をかけてきた。
『ううん大丈夫だよ。』
少し微笑んで首を振る。
「そっか！しんどかったらいつでも頼ってね！」
そう言って綾瀬は去っていった。
去っていく綾瀬の背中を見て思う。
あぁ…やっぱ適わないなぁ…
ほんとに周りをよく見てる。
私もこんなにいい子だったら綾瀬と本当の親友になれたのかな。
少し羨ましく思ってた。
何もしないで好かれる綾瀬を。
だけど、友達思いで真っ直ぐで屈強で…
それを無意識に出来ることが綾瀬の魅力なんだと思う。
そりゃみんな好きになっちゃうね笑
でも、、、
一くんの隣で笑うのは私がいいの。
だから話したい。
綾瀬のこと嫌いになれない。
真っ直ぐな綾瀬と対等になりたい。
綾瀬が本音を言ってくれたように、私も綾瀬に本音を言いたい。
そうすれば綾瀬と心からの親友になれる
そんな気がする。
って何考えてんだろ私…
今は集中しないと。
再び意識を部活に戻し、部活に励む。
しばらくスポドリを作っていると後ろから声をかけられる。
「なぁなぁ！お前さ！もしかしてバレー経験者！？」
振り返るとそこに居たのは梟谷の木兎光太郎。
時計を見ると昼休憩の時間になっていた。
外で居ると気づかないもんだな。
『はい…そうですけど…』
そう答えると明らかにテンションを高くする木兎光太郎。
こういうテンション高い人は苦手だな…
やばい着いてけない。
「じゃあさ！今日の自主練付き合って！！」
『あっ…ごめ…』
断ろうとすると、今度はあからさまにしょぼくれている。
えっ何この人。
「えーどうしてもダメ？ボール出しだけでもいいから！」
『ごめんなさい…』
つんつんしていた髪は少し下がっている。
髪で感情を表すタイプか…
個性強いなぁ
『あの…』
「何！？もしかしてやってくれる！？」
『いや違うくて』
『なんでバレー経験者って分かったんですか？』
「んーなんか…前休憩の時間1人でボール拭いてたから！」
『そうなんですね』
終わった…
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桜花 - 私だったら絶対夢主ちゃん選ぶけどなぁ。夢主ちゃん応援してます！ (2022年3月22日 11時) (
レス) id: 9244dafa1b (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 4ページ 留めは とありますが、前後の文の感じでは 止め ではないかなと思ったのですが違ったらすみません。 (2021年3月18日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
しゅがー - えっ...好きです!!なぜか綾瀬ちゃん恨むけどそれ以上に夢主可愛い!!!!応援してます！頑張ってください (2021年1月4日 18時) (レス) id: cf5f1a0d9a (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - ハマりました！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年12月30日 15時) (レス) id: 57aba539c0 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - わざわざ1ページを使って返信してくださりありがとうございます。素敵なお話だと私は思っているので、これからもお話楽しみにしてます！ (2020年12月20日 9時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2020年12月13日 1時
