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潤side
潤「翔くん。ロールケーキ美味しい？」
翔「・・・はい。美味しいです」
そう笑顔を浮かべる翔くん
その笑顔は俺の好きな笑顔じゃなかった
自然と拳に力が入っていたのが分かった
だけど気付かれないように
俺はいつもの笑顔で
潤「嬉しい」
と答えた
潤「・・・ねぇ翔くん。さっき両親来てたよね？その、どうだった？」
本人の口から聞きたかった
記憶のない彼が両親と会ってどう感じたのか
翔「分かりません。僕には」
潤「・・・」
翔「あの人達にとって僕は息子なのかも知れませんが僕にはその記憶がないので、変な感じでした」
潤「そっか・・・」
翔くんの両親と同じ事を言っている
やはり、本人にとっても辛い事なのか・・・
翔「あの、松本さん」
潤「なに？翔くん」
翔「僕・・・思い出さなくてもいい気がしてきました」
潤「え？」
いきなりなにを？
翔「僕・・・怖いんです。勇気が・・・ないんです」
潤「・・・」
翔「ごめんなさい。皆さんが僕の為に調査をしてくれているのにこんな事を言ってしまって・・・」
潤「・・・そっか。確かに他者があれこれやるのは間違いなのかもしれない。でも、そのままでいいの？」
翔「え？」
潤「かけがえのない毎日があったはず。楽しい日々も辛い日々も。っ俺は悲しいよ。そんなの・・・」
最後の方は声が震えて泣き出していた
いつかその言葉を聞くことは覚悟していた
でも、俺の大切な翔くんを失いたくない
その感情が邪魔をしていた
潤「ごめん。こんなの俺が言うことじゃないよね。・・・俺そろそろ帰るね。明日はにのが来るみたいだから。じゃあ明後日ね」
翔「・・・あの松本さん！」
潤「なに？」
翔「ごめんなさい。僕臆病で。・・・ありがとうございます。僕、頑張ってみたいと思います」
そう翔くんは笑顔を見せた
その笑顔は俺が好きな笑顔に近かった
潤「・・・そう言ってくれて嬉しいよ。俺らも協力するから。またね」
俺は笑顔を浮かべ扉を閉めた
さて、この後は相葉くん達と飲み会だ
あまり飲み過ぎないように気をつけないとな
ーーーーーーーーーーーーーーー
その頃、病室では
翔「・・・きっと櫻井翔ならそう言うと思ったから。だから、ごめんなさい」
そう、消えそうな小声で
彼は呟いていた
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((o(｡>ω<｡)o))ﾜｸﾜｸ - お返事下さって嬉しいです！ 頑張ってください、期待していますo(・`д・´｡)ヵ゛ﾝﾊ゛ﾚ ！ (2019年10月24日 0時) (
レス) id: 786b3cff69 (このIDを非表示/違反報告)
まーニャー♪(プロフ) - ((o(｡>ω<｡)o))ﾜｸﾜｸさん» ありがとうございます！完結に向けて書いていきたいと思います！！ (2019年10月23日 15時) (レス) id: 12a2c52e13 (このIDを非表示/違反報告)
((o(｡>ω<｡)o))ﾜｸﾜｸ - とても面白いです。更新停止にならないように頑張ってください！応援してますー (2019年10月22日 11時) (レス) id: 786b3cff69 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ご対応ありがとうございました。うるさくしてすみません。 (2019年8月17日 22時) (レス) id: dccf824a31 (このIDを非表示/違反報告)
まーニャー♪(プロフ) - 藍さん» ご指摘ありがとうございます。違和感ということで修正していただきました。これからも作品をよろしくお願いします！！ (2019年8月17日 22時) (レス) id: 12a2c52e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まーニャー♪ | 作成日時：2019年8月8日 23時
