傷が導くカケラ (ページ28)

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潤side

潤「・・・とりあえず俺らができる範囲で調べてみる？一から考えてみればこの事件色々と可笑しいし、これで翔くんの記憶を取り戻すきっかけになれたらいいと思うんだ」

生憎翔くんの荷物は盗まれているから

真相を知るのは容易じゃないけどね

雅「うん。・・・ごめんね。俺変なこと言って。俺も賛成だよ。記憶のない翔ちゃんは翔ちゃんだけど、やっぱり俺はいつものような翔ちゃんの笑顔がみたいしね」

和「・・・俺もらしくないように声を荒げてすみません。協力しようみんなで」

智「困難な道だけど翔くんのため茨な道を進もう。みんなで渡れば怖くない」

和「・・・それ赤信号のことだけど・・・ふふ。いい言葉ですよ」

そしてそのまま話し合いになった

どうやって調べるかだ

和「翔さんの家に行くのがベストだけど鍵を取られているからそれは難しいよね」

潤「いや・・・ワンチャンいけるかもしれない」

智「どうして？・・・ってもしかして！」

潤「堺さん。堺さんなら合鍵を持っているはずだよ」

もしもの時ように

俺らはマネージャーのリーダー的存在である

堺さんに合鍵を渡すことが決められている

その鍵さえあれば家に入ることができるはずだ

雅「でもどうやって言うの？この事話したら絶対止められると思うけど」

だよな

危険なことって止められそうだし

あの事件で対応に追われているのか

現場に来ることが少なくなってきていた

でも家にもしかしたらヒントがあるかもしれないし・・・

智「じゃ翔くんの荷物を取りに来たとか言えばいいんじゃない？翔くんが普段使っているものを使って記憶を徐々に蘇したい的な感じで」

こんな感じで作戦を２時間かけて

ゆっくりと練った

だから・・・ね

俺らが助けるから

もう少し待っていてよね翔くん