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再びモニターに映り込んだ赤茶色をした短髪の男を横目に彼の力を信じ託す。
kn「任せたよ、シャークん。」
それと共に彼は、男の居る場所へ走っていく。
たった1日。
こんなにも直ぐスパイだとバレてしまうのはまともに訓練も受けていない捨て駒なのかそれとも、これも作戦の内なのか______……
kn「ねぇ、どう思う??」
遂に自分では整理の付かなくなったこの状況に耐えきれず何かの糸口になれば良いと優秀なメイドに話を振った。
ry「その…店長??さんとAさんはスパイ行為を働き、白尾国を危険に晒そうとした。これは立派な有罪であり、死刑にすべきかと…」
死刑…そうだよね、危険に晒そうとした事には変わりない。
彼女を呼んだbroooockは何を思うのだろう??
死刑??それとも生かし拷問をする??…嫌、きっとそれも違う。
ry「きんとき様、罪を犯した大罪人に情など必要ありません!!その場で執行すべきです!!生かしておけば次は何が起こるか分かりませんよ!?」
これは不確かな記憶だが俺等がまだこの地位に就いていない頃、彼女に何処かで会った事があった気が______
kn「…そうだね、それでもbroooockは彼女を生かす選択を取ると思うよ。」
ry「何故ｯ……!!」
きっと、俺だけじゃない。
他の奴等も彼女に何処かで出会っている。
ｺﾝｺﾝｺﾝ
Na「………きんとき、話がある。」
kn「……何の話??」
Na「Aについての今後の処置について…だよ。」
こういう時、対等の仲間が居て本当に良かったと思う。
今回の件は俺一人じゃ何も解決出来なかっただろうし、どんな処置を施しても結局は一生後悔するような結果しか出せなかったと思うから。
kn「…良いよ。俺も丁度、考えていたところだっからね。」
リユルには監視カメラを任せ、俺とNakamuはこの部屋にある音を遮断する部屋に移動した。
kn「…で、Nakamuは何処まで知ってるの??」
俺等の役割は国の管理。
だがそれは表上の肩書に過ぎない。
Na「きっと、君等が覚えてないであろう記憶とこの城が何者かによって攻め込まれたって話を聞いただけでここに来たから、今の状況はあんまり把握できてない。」
kn「…覚えていない記憶??」
Na「…この話は皆が集まってからにしたい。」
それから、俺はNakmuが把握仕切っていなかった所の説明とAが働いていた喫茶店の店長さんの事や侵入者の事も話した。
Nakamuはというと…
Na「実はさ…俺なりに調べてみたんだ。」
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作者名：黒羽 | 作成日時：2022年4月6日 22時
