【WT】黒い瞳に光を映して (ページ12)

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彼は目をキラキラと輝かせ、私を見つめる。
例えこの国のって最高権力者のうちの1人と言えど、たかが2日……

br「ｯ…駄目なの??」

『……ｯ///』

自分に呆れてしまう程、私はこの手にかなり弱い。

『……仕方ないですね。では、お試し期間と言うのはどうでしょうか??』

「「お試し期間…??」」

『はい。その期間中、broooock様が私を含む関係者からメイドにしても良いという許可を得たら正式に私はメイドになりましょう。』

br「それいいね!!そうしようよ!!」

この話を食い気味に聞いていたbroooock様は、聞き終わると直ぐにこの案に賛成した。
その意見にペン様も同じ意見だったらしく、まだ不安はあるものの

kn「もし、駄目になった時にbroooockが駄々をこねずに済むのなら…」

…らしい。
私はこの期間、お試しメイドとして働く変わりにbroooock様の専属兼側近のメイド様から色々教えて貰うようにと言われた。
嫌、だから…この生活のままでお願いします…
この提案をした以上、こればっかりは見守る事しか出来ない。

kn「一度帰って、検討してみる。」

そう言うと、まだ居たいとだだを捏ねるbroooock様の手を引っ張り帰って行った。
その後、私はあの頃と同じ夕焼けの空に向かってとある人物を店の前で待っている。

店長「あ、Aちゃん!!」

満面の笑顔で帰って来た彼の服には返り血が沢山付いていて、今日も派手にやらしたらしい。

『全く、貴方って人は…一体、何をしてそうなったんですか?!』

店長「っへへ」

『笑い事じゃないの分かってます!?私達は、“お尋ね者”なんですよ??』

……お尋ね者。
そう、私達は元々ここに住んでいたわけでは無い。
別の国、ルベリア国の住人……

店長「まぁまぁ、今日も僕の活躍っぷりを聞かせてあげるからさ〜」

『…本当、変な“助手”を持ったんですね、私は……』

2人して、誰も居ない静かな場所で意味深な会話をしながら店の中へ入って行った。

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どうも、黒羽です。

お気に入り登録や高評価、有難うございます。
いつの間にか70人という数字になっていて驚きました。

私自身、まだまだ未熟者で誤字脱字なども多いかもしれません。
それでも、読んで下さっている読者の方々の為に頑張ろうと思います。

これからも“【WT】黒い瞳に光を映して”を宜しくお願いします。