スカートは履かない。3 【はじめしゃちょーの畑】

DAY92 。 ページ4

やふへゐside









だいちくんと合流して









3人でベンチに座る。









Aちゃん、僕、だいちくん の順番。






＿＿






……僕は真ん中にいるのに









だいちくんはAちゃんばっかり見て。









Aちゃんも だいちくんを見てる。










なんだよ、2人して。









それに2人は楽しそうで









僕なんか居なくても全然良さそう。






＿＿＿＿







…………









……僕は貴方にとって







数少ない男友達の 1人 になれたと思ってる。







でも







その 次の1人には






もう だいちくん がいるんでしょ？









……もうこの際、









『 僕は貴方が好きなんです 。 』







って言ってしまいたくなる。









そうすれば








ぱーっと振られて








このモヤモヤした気持ちから解放される。









……でも終わらせたくはない。







矛盾してるよな、笑









……きっと振られても









好きだから。








……Aちゃんが言う【彼】もそうだ。








振られても好きなものは好きなんだよ、









＿＿





2人は







そんな事を考えている僕の目の前で









連絡先を交換し始めた、









……そりゃそうだよ。









《 友達 》になったんだから。









そう。







ただの《 友達 》。









…………






それに








僕のもの でもなんでもないのに。









「 やめてよ 」









って言いたくなる。









＿＿









楽しくなかったり








居場所がない時ほど








時計は早くは進んでくれない。









正直帰りたいな、笑









好きな人が他の人と仲良くしてるところなんて








見たくない。




＿＿＿＿＿＿









……時計の針を動かして









昼に戻して









貴方をだいちくんに会わせなきゃよかった。









だって僕、考えてもなかった。









貴方が1人の男だって事。









、……だいちくんが貴方に









「友達」







以上の感情を抱いてるって事も。

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