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…
お風呂上がり、部屋に音楽をかけてなんとなーくSNSで見かけたマッサージを適当にする。
…………いつ、星に見行けるかなあ。今年は七夕、晴れるかな。そんなことを思っていると、携帯が震える。
……………めいちゃん？
「もしもし？こんばんは。めいちゃん。」
m「ふふ、こんばんは。先輩。………今時間大丈夫でしたか？」
「うん、大丈夫だよー。どうしたの？」
m「ん〜先輩の声聞きたくなっちゃって！」
パッと顔が赤くなるのがわかる。すごいな、今の若い子は、なんてげろさんの言いそうなセリフをまんま言いそうになった。
「ねえ！めいちゃん！先輩からかっちゃダメだよ！」
m「えー冗談じゃないっすよ、これぇ！」
「本当ヤダヤダ、モテる後輩怖い。」
m「んふふ、信じてないな〜先輩。」
「モテ男の言うこと怖い！」
m「俺、先輩が言うほどモテてねえーし！げろさんのがよっぽどモテてるっすよ。」
喉の奥がヒュッと鳴るのがわかる。
そう、げろさんはモテモテだ。誰にでも優しい、面白い、おまけに顔がかっこいいときた。怖い。前バレンタインの日に天文部の部室にチョコが山ほど置かれていたのも見た。……………そんなの勝ち目、なくない？わたし普通の女子高生だよ、なんの変哲もない。
しばらく沈黙が流れる。
m「………ねえ！A先輩！」
「あ、なにごめんごめん。」
m「いつ星見れるっすかね。なるせもくるんですよね？」
「そう！ちゃんと来るって。天気予報しばらくチェックしとかないとなって思ってたところ。」
m「楽しみですね、お菓子持って行こっかな。」
「あー！遠足みたい。」
m「何好きっすか先輩は。」
「んー？わたしはねえ、チョコとか甘いものが好きかなあ。」
m「………………お菓子、一緒に買いに行きません？」
「えーーー！！！！いいよ、買いにいこっか。星見に行く前に。」
m「え、いいんすか！？」
「うん！いいよ、なるせ何食べるかな。もぎもぎフルーツかなあ、アイツグミ好きだしなあ。あ、あらきさんは何食べるだろ〜」
なるせとあらきさんの名前を出した途端今度はめいちゃんが黙り込んでしまった。
どうしたんだろ、何かまずいこと言ったかな。
…
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作者名：抹茶ふらぺちーの！ | 作成日時：2023年9月6日 3時
