36 ３日目 ページ36
上田side.
中丸からの連絡に返事も返さないまま
何気なく中庭をぼけーっと見下ろすと
誰かが廊下を猛ダッシュしてる。
足元だけで顔は見えない。
誰だよ、朝から。
足早いし笑
転ぶなよ。
転んだらおもしれぇけど笑
あ！！！
転んだ。笑
いや、それでも走るのかよ。
大丈夫かよ、あいつ。笑
何があるわけ？笑
廊下の角を曲がって見えなくなってから
その足音はどんどん近づいてきた。
いや、恐怖なんですけど。
笑ってたの聞こえた？
ドンドンっ
鳴海:「上田様！失礼します！！」
上田:「え？鳴海ちゃん？？どうした？」
鳴海:「今！フロントに電話がありまして！上田様がいると思うんだけど、とのことなんですが…何か聞かれてますか？！」
あいつ、マジで来るんかよ。
上田:「それ、中丸だと思う。さっきメールきてここにいるって言った。３日間オフだ、とか言ってた」
鳴海:「やっぱり中丸様でしたか！」
上田:「あ、そこの確認？爺さん呼ばわりしてみ？秒でツッコむはず。」
鳴海:「そんなこと、できませんよ！それで、中丸様が上田様との同室を希望されてるんですが､､､」
上田:「はぁ？！何それ？キモ。」
鳴海:「そこは初耳だったんですね。でしたら、隣のお部屋をご用意いたします。」
鳴海ちゃんは部屋の電話を見て何か少し悔しそうな顔をしたあと、フロントに電話をかけた。
鳴海:「お騒がせしてすみませんでした。」
上田:「中丸がお騒がせしてすみません。てか、さっき転んだでしょ。」
鳴海:「！？見てたんですか？！」
上田:「見てた見てた。すげー早い影見えて、転んだらおもしれぇのにって思ったら転んだ。笑」
鳴海:「上田さんが呪ったせいなんですね？」
上田:「呪ってねぇよ。顔見えなかったし。足、大丈夫か？」
鳴海ちゃんが確認しようと
着物から足を出したのを見て少しドキッとした。
鳴海:「あーこれぐらい大丈夫です。」
上田:「いや、赤くなってんじゃん。早目に処置しないと腫れるぞ。」
言いながら鳴海ちゃんの膝に
持ってた湿布を貼った。
嫌がるかと思ったけど案外素直だった。
よっぽど痛かったのか？笑
鳴海:「すみません、ありがとうございます。気を付けます。」
頼ってくれたみたいで
少し嬉しかったのは秘密の話。
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たつくんの彼女 - たつくんはタバコ吸いません。やめてください。 (2018年8月31日 1時) (
レス) id: 64d70ec9bf (このIDを非表示/違反報告)
Bin(プロフ) - 湖@清光可愛い！！！さん» ありがとうございます！更新出来て無くてごめんなさい！これから頑張ります！ (2017年11月9日 18時) (レス) id: 589b5eb2d2 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い！！！ - 凄く面白かったです！たっちゃんの物語って良いですね！更新頑張って下さい！応援して居りますぞ！ (2017年11月9日 18時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
まるぴん - Binさん» 偏りね！ごめごめ！ (2016年9月5日 16時) (レス) id: 34287fdb03 (このIDを非表示/違反報告)
Bin(プロフ) - まるぴんさん» かたよりがなくていい！ (2016年8月30日 19時) (レス) id: 589b5eb2d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Bin | 作成日時：2016年4月28日 0時
