出会いは偶然にも必然に。

20　２日目 ページ20

上田side.




ちょうど出来上がって久坂さんと片付けをしていると鳴海ちゃんが迎えにきた。


鳴海:「お待たせいたしました。上田様、お楽しみいただけましたか？」

上田:「うん、すげぇ楽しかった。」

鳴海:「それは良かった。何を作られたんですか？」

久坂:「これだよな？」


そう言って、俺が膨らますのに失敗した残骸を見せる。


上田:「久坂さん！それは見せない約束でしょ！」

久坂:「お？そうだったか？悪い悪い。笑」


この数時間で久坂さんとはすっかり仲良くなった。
俺らのやりとりを見て、鳴海ちゃんも笑ってる。

なんか表情柔らかい？
営業スマイルを感じなかったような…？





鳴海:「久坂さんも久しぶりに温泉に入っていかれませんか？」

久坂:「お！そうしようかな。」

上田:「一緒に行きましょう！！」



工房を閉め、久坂さんも一緒に３人で旅館に戻った。

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