犬系男子 Kent. N.

eight story ページ14

夏休みに入り、今日は先輩と動物園♪



少しオシャレもして、

メイクも髪型もバッチリ！




別に、先輩と出かけるのが楽しみなんじゃなくて、
動物園に行くのが楽しみなの！


それに、久しぶりの動物園じゃん？

だからおしゃれもしてる訳で、、



別に、可愛く見られたいわけではないし？



ﾋﾟｺｯ

色んなことを考えていると、
スマホがなった。





あ、先輩だ…！


Kentもう少しで着くよ!




もう少し...どれくらい？


もしもう着いてあらあれだし、外出とくか。




服、髪、メイク。


変なところがないか、最後のチェックをして

駆け足で階段を降りる。


「行ってきまーす！」



＿＿ｶﾞﾁｬ


案の定、先輩はもう家の前にいた。

待たせちゃったかな…？



「すみません！待ちました？」


健「全然待ってないよ！俺も今来たし(笑)」



あ、良かった...？




健「じゃぁ、行こっか。」

「...え？」



手を出してきた先輩。


え、なに？




「な、なんですか？」

健「え？手、繋ご？」


「え、いやいやいや！そんな！
付き合ってもないのに！」


健「...嫌だ？」


悲しそうな顔の先輩。

そんな顔されたら、
嫌なんて言えなくなるじゃん！

まぁ... 嫌では、ないけど



「嫌じゃないです。」


健「じゃぁ、繋ご？」




「...わかり、ました。」

健「やった！...はい」


そうしてまた出された先輩の手に、
私の手を重ねる。


うわー、緊張するー！！



先輩と手繋いで歩くとか、いつもじゃ考えられないよ


健「Aちゃん！」

「は、はい！？」


健「固くなりすぎ(笑)

これから動物園なんだから、
楽しくいこうよ(笑)」



いや、誰のせいだと思ってるんですか！？



健「まぁ、そんなAちゃんも可愛いけど♡」

「知りませんよ、誰のせいだと思って…」


健「あ！Aちゃん！

さっき言おうと思ってたんだけど、」


「...はい？」




健「凄く可愛いよ♡」


そう、耳元で言うものだから、

くすぐったくて、恥ずかしくって、


自分でも顔が赤くなったのが分かった。



健「ははは！照れてる！可愛い〜♡」


「...っ照れてません！」



健「ははは！

でも、その髪とか服とかメイクとか、
俺と出かけるために頑張ってくれたんでしょ？

すっごく可愛いよ♡」


「外出るのに、誰だってこれくらいしますよ

それに、健人先輩も隣にこんな顔の人がいて、
恥ずかしいんじゃないですか」




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