運命じゃん Pt.2 【白布賢二郎】

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＊白布side


健康診断が終わり

撤収の準備


｢おい白布ー！お前も車の前で待機してて！荷物受け取って〜｣

白｢おー｣


俺は車の前で運んでもらった荷物を受け取る係


｢あ！お医者さんだ！さよーなら！｣
｢さよなら！！｣

白｢さよなら〜｣
｢気を付けてね〜｣


元気な子供達が校門まで駆けていく



懐かしいな、あの頃はこのままバレークラブまで行ってたっけ

二口とよく喧嘩してたな


それに、Aちゃんとはじめて会った場所


そう考えたら思い出深いな


思い出にふけていると









｢あのねー！今日寺野先生がー！━━━━━｣
｢俺はA先生大好き！｣
｢みみも〜！でもスガ先生も好き〜！｣









白｢っ、……は？｣









寺野……A……？


白｢……｣


｢？白布？どうした？｣

白｢！ぁ、いや、別に｣

｢？そうか？｣




寺野A



何回も呼んだ愛おしい名前




ここにいるんだ




Aちゃんはここにいるんだ





そういえばさっき



“｢あとで菅原先生と寺野先生が手伝いに来て下さるそうです｣”


こんなこと言ってたな…


はぁ、なんで気付かねぇんだ、アホか…俺



白｢なぁ竹下｣

｢お？｣(同期の名前は竹下です)

白｢ちょっと俺行っていい？｣

｢え’’ッ！｣

白｢すぐ戻る｣

｢ったくもー、しゃーねーなっ！☆｣


何故か語尾に☆を付けた竹下は無視して


俺は診断会場へと走った

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