俺の弱味を握るのは【北信介】

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＊北信介side

慣れないオールバック

慣れない執事姿

そんな俺にクラスの女子らがキャーキャーしよる


どこにそないにキャーキャーする要素があるんやろ


そう思いながら、次々に飛び出してくる褒め言葉に

感謝して

俺はあの子を探していた

そして見つけたあの子はメイド姿で

練に眉間をグリッと押されていた


その様子に少しﾑｶｯとして

北｢すまんな｣

と行ってあの子の元へ向かった

向かってる途中

練と目が合い

練は何かを察したように去っていった

練を追いかけようとしているあの子の腕を引っ張れば

『次はなんやねん！！！』

と牙を向かれ

北｢すまんな。急に引っ張ってしもて｣

と謝れば、

Aは『ﾋｪｯ』と間抜けな声を出し

俺の胸へ倒れ込んだ


＊南原Aside

ぽすっ


0.5秒の間に何が起きたかを察知し、直ぐに離れた


『ご、ごごごごごめん！！！！』

北｢ふふっ、慌てすぎやろ。俺は大丈夫や｣

『あ、ありがとぉ…』


やばい…

近くで見ると、余計にかっこええ…

てか、ええ匂いしたな…




いや、変態か！！！！


邪念を振り払うように腕をぶん回していると

北｢A？｣

と声を掛けられてしまった

『あっ、ごめん！あ、そういやどうしたん？』

北｢え？あ、いや…っと…Aが…練と、話しとったから…｣








『へっ？』




それ、は…えっと？


北｢そっ！！！れより…メイド、よう似合っとる。可愛ええ｣


『！！！ あ、りがとお…ﾍﾍﾍｯ 北もめっちゃ似合っとるな、超かっこええ』



北｢えっ｣


『えっ？』


北｢あ、いや。そ、そうか？そらよかったわ…｣







あー、ダメや…やっぱりかっこええ…









｢｢｢｢｢｢｢(あ’’ー…甘い甘い、甘過ぎる。糖分過剰摂取や)｣｣｣｣｣｣｣

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