14 ページ15
＊
『あんたら、食べ物粗末にしたん？』
｢そっ、まつ、というか…ちょっと気ぃ引けるかな…思て…｣
北｢それをs｣
『それを粗末にしとるって言うとんねん。気ぃ引く？アホなん？嫌われるん分からんかった？
これはバレー部の問題やからなんも言わんけど、アンタら。それはやっちゃアカンやろ。反省し。』
｢っ、す、んませ｣
『ウチやないやろ。バレー部と食べ物。両方に申し訳ないっちゅー気持ち持って、日々生活することやな』
『行こ、北』
北｢っお、おん｣
北の手を取り、教室に戻ろうとする
あ、その前に、
『友達になりたい言うてくれたこと、嘘でも…嬉しかった…』
そう呟き、私と北は足を前に踏み出した
＊
＊
＊
ズカズカと廊下を進む
北｢A｣
北｢おいA｣
『あ、ごめん。何？』
北｢あ、あの。手…｣
手？
意識しだすと一気に温もりを感じた
やっちまったい…
『ご、ごごごめん！！！！い、え。あ、嫌…やったよな…ほんまごめん！』
北｢ﾌﾌｯ、ええよええよ。その、俺は、…し、｣
『え？なに？ごめん。よぉ聞こえんかった』
北｢い、や！何もないで！｣
さっきの圧はどこに行ったのか
挙動不審な北を見て少し笑った
…
そう言えば、あの子達が言っていた差し入れのこと
結局あれは差し入れ禁止という事ではなかったけど
きっと、部員の中には怖いと思う人もいるやろ。
やっぱ、もう。差し入れは辞めとこ
ｽﾞｷｯ
そう思うと胸が痛くなった、でも。
しょうがない
『北』
北｢っ、？｣
『私、やっぱこれからは差し入れ、辞めとくな？
北らは良くても…嫌な子らはおるやろ、ﾊﾊﾊｯ』
北｢嫌や｣
『えっ、』
北の返事は私が想像していたものとは違った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 959人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちごりら(プロフ) - ミックスジュースさん» うわぁ…; ; ありがとうございます涙 (2021年1月14日 18時) (
レス) id: 47a353c942 (このIDを非表示/違反報告)
ミックスジュース - 推しが尊いんや...作者さんの文才神すぎます... (2021年1月14日 17時) (レス) id: f935ff1209 (このIDを非表示/違反報告)
いちごりら(プロフ) - でおんじゃらすさん» ありがとうございます！！！ (2021年1月4日 18時) (レス) id: 47a353c942 (このIDを非表示/違反報告)
でおんじゃらす - 北さん…めっちゃ大胆じゃないですか！最高です！ (2021年1月4日 18時) (レス) id: 5126f3794f (このIDを非表示/違反報告)
いちごりら(プロフ) - 未渚美さん» ありがとうございます！！！そう言っていただけて嬉しいです涙 (2021年1月4日 13時) (レス) id: 47a353c942 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夢ぐり | 作成日時：2020年12月20日 17時
