君の瞳にメルティチｯｯｯス【及川徹】

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＊

【かっこよかった】

気付いたらそんなことを口にしていた

でも、ホントの事だ

私には熱中してるものが無い

いや、推しとかはいるにはいるけど

全力で取り組んでるものはない

だから、全力で何かをやってる人は無条件にカッコイイ

松｢…ふっ、そ？ま、俺たちは好きだからやってるんだけどネ｣

詩音｢あんたら、80になってもやってそうだね｣

松｢笑笑笑 確かに｣

『…あ、やべぇ古典写してないや。じゃあね松さん』

松｢おー、じゃあね。長丘ちゃん、三浦ちゃん｣


松さんと別れて教室に向かう一瞬


ほんの、一瞬だけ体育館のドアの隙間から見えた


楽しそうにバレーをしてる及川くんの姿が



━━━何故か目に焼き付いて、離れなかった


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昼休み


『詩音〜。昼〜食べy』


｢｢｢きゃー！！！及川く〜ん！！！｣｣｣

及｢はぁ〜い！岩ちゃーんごはーん｣

…っっさ！

及川くんってこんなに人気なのね…

『やっぱ及川くんにクッサイセリフ言って欲しいわ…』

詩音｢…っはーーー…じゃあ頼んでみれば？｣

…

え〜、ちょっと。え〜？さ、さすがに…









『及川くーーん。【君のためならこの心臓を、悪魔にでも売ってやろう】って言って？』


及｢言っ…わないよ！！！もー！長丘ちゃんは！すぐにそーゆー、くっっっさいセリフを言わせようとするんだから！！！なんでさ！｣


…


『だって似合いそうなんだもん』

及｢似っっ？！…似合わないし！｣

花｢いや、似合ってるぞ〜？｣

松｢逆に、及川以外言うやついねーべ｣

岩｢ハマってるぞ｣


及｢何なのみんなして！！！｣

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