俺がいますよ？Pt.2【黒尾鉄朗】

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黒「A…A…！ごめん、」



きゅっ



控えめに私の手を握って

俯きながら何度も私の名前を呼び、ごめんと謝るテツ




『っ……ごめ、ごめんなさっ…ごめんねテツ…』




そんな姿を見て自然と零れる謝罪の言葉と涙



黒「ううん、俺が…俺が……」

『ううん、ううん、違うの……私が悪いの…』



いや私が、いや俺が


この押し問答をしていると



国「……じゃ、俺帰るね」


英が口を開いた


『っあ、ごめん英、本当にありがとう』

国「いーえ」


黒「……あ、キミ……」


今回の喧嘩の原因は元々

私と英が出掛けているのをテツが見てしまったから


そして今その相手が目の前にいるテツはフリーズ



『テツ…この人国見英、宮城から上京してきたいとこ。

バレーやってたし今もやってるよ』


国「……はじめまして。いとこの国見です」


黒「あ、はじめまして。えっと、Aサンとお付き合いさせていただいてる黒尾です……」


『ね、テツ。ホントにいとこだよ』

国「俺がAを好きになるとかないので、マジで｣

黒「ホントにすみません」

国「イエ、じゃあねA。黒尾さんもまた…」


そして英は家へと帰って行った



黒「……俺たちも家入ろ」

『……うん』



そして私たちも家の中へと入っていった






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