Episode6 ページ8
hnk視点
「しゅん、ぷっちーたちが迎えに来てくれるって！」
買い物をしている途中はじめは小雨だったものの段々と酷くなっていった雨。
隣のしゅんの顔が曇っていくのが分かった。
きっと雨が嫌いなんだな
そう思った。
ぷっちーに取り合えず電話をしよう。
そう思い至りスマートフォンを手に取るとすでにLINEが来ており、こちらに迎えに行くので何処で待っているか教えてくれと書いてあった。
私はスーパーの前で待っていると打ち送信ボタンを押した。
『早く止むといいんですが。ぷちぷちさんたちには申し訳ないことをしました。』
彼は眉をさげた。
本当に礼儀正しい。
ぷっちーもさんども見習ってほしいぐらいだ。
「いいんだよ。あいつらにはこれくらいしてもらわないと！にしてもしゅんって雨嫌い？」
私がそう聞くとしゅんは目を見開いた。
自分の表情が曇っていたことに気がついていなかったのだろうか。
「んふふっ、しゅんさ、雨が酷くなるにつれてどんどん表情が曇ってくんだもんw」
そういうとしゅんは恥ずかしそうに頭をかいた。
『お恥ずかしい。雨は嫌いなんです。濡れてしまうから』
それを打ち終え私に見せると彼は遠くの曇った空を見つめた。
分からなかった。
何処を見ているのか。
消えてしまいそうだった。
どれくらいなもんかと屋根からはみ出させた私の右手で触れてしまえば消えて行ってしまいそうで
何処か怖いとさえも思ってしまった。
私達なんて眼中になくって、どこか違い場所にいる。
彼自身がそう望んでいるのか
それは分からない。
ただ、ここに、私たちのところに来て欲しい。
いて欲しい。
笑っていて欲しい
そう感じたのは胸の奥にしまっておいた。
続く (更新停止中)
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タツナミソウ(プロフ) - あやさん» ありがとうございます‼‼‼‼最近更新できていなくて申し訳ないですm(_ _"m) (2022年2月17日 18時) (
レス) id: bd0ab4b6d0 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 最高過ぎません！？ (2022年2月3日 15時) (レス) id: 0ff6873c44 (このIDを非表示/違反報告)
タツナミソウ(プロフ) - 深影/ミカゲさん» あっ.......ありがとうございますっ！(´;ω;｀) (2021年1月25日 18時) (レス) id: bd0ab4b6d0 (このIDを非表示/違反報告)
深影/ミカゲ - あっ……好き……((( 新作書いたんですね！推します！() (2021年1月25日 17時) (レス) id: ba68ca19cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タツナミソウ | 作成日時：2021年1月18日 2時
