リドル寮長の妹は家出娘

説明しておくれ ページ3

«リドルの自室»


ﾘﾄﾞﾙ「一体どういう事だい？
ボクはお母様からAが来るだなんて一言も
聞いていないのだけど……」


リドルの妹がパーティに乱入してきた事で
今回のパーティは延期となった。


余ったケーキ達はそれぞれ寮生が持ち帰ってくれた


リドルの部屋にはリドルとAの好物である
いちごのタルトが置かれている


部屋にいるのは部屋の主であるリドルと
その妹で今回の乱入者 A
そして2人の幼なじみであるトレイの3人だ


Aはトレイに切り分けてもらった
いちごのタルトを満足気に食べている



『んー♡トレイくんのタルト相変わらず美味しい♡♡

聞いてないのは当たり前よ？
だって、私…家出してきたんだもの！！』



ﾘﾄﾞﾙ・ﾄﾚｲ・？・？・？「いっ…家出ーー！！？」


部屋に居る者以外の声が混じって響いた


『誰か盗み聞きしてるみたいね
別に聞かれて困るお話でもないので入ってどうぞ？』



ﾘﾄﾞﾙ「誰だい…？
素直に出てきたら首ははねないであげるよ」



キィ……


ドアが静かに開き、そこに気まずそうに
立っていたのは3人だった。


ﾄﾚｲ「エース、デュース…それにケイトまで……
はぁ……全く……」


トレイは呆れた様子で頭に手をやりながらため息をついた


ﾘﾄﾞﾙ「後で覚悟をしておくことだね」


リドルは額に筋をたて明らかに怒っている


ｴｰｽ「えー！？怒らないって言ってたじゃんか！！」


ﾃﾞｭｰｽ「寮長すみません！
本当は止めたんですけど…」


ｴｰｽ「はぁ！？お前も気になるっつってただろ！！」


ｹｲﾄ「まぁまぁ、だってリドルくんに妹がいるなんて
聞いてなかったしさぁ


やっぱ気になっちゃうでしょ？」



3人とも口々に言い訳を話している


ﾘﾄﾞﾙ「首をはねないと言っただけで
怒らないとは言っていないよ

それと言い訳は聞いていないのだけれど…？」



ﾄﾚｲ「まぁまぁ落ち着けリドル」



『そうよ、お兄ちゃん。

もとは私がパーティ会場に乱入したのが
いけないんだし…


気になるのは当たり前だと思うわ。
そんなに怒らないであげて？』



Aがそう言うとリドルは怒っていた顔から
徐々に表情が戻っていく



ﾘﾄﾞﾙ「…Aが言うなら仕方ない。
今回は見逃してあげるけれど、次はないよ？」

家出の理由→←乱入！？パーティ

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