ブロット説明 ページ5
ｸﾛｳﾘｰ「ふぅむ、こればかりは説明するより見せた方が話が早そうですね。」
学園長はそう言うとゴースト達を呼びつけた。
ｴｰｽ「え？な、なになに？」
ｸﾛｳﾘｰ「ひとつ、この若人たちに胸を貸して鍛えてやってください。」
ﾃﾞｭｰｽ「えぇっ？」
ｸﾛｳﾘｰ「あ、Aさん。自前の杖では無く、
マジカルペンで応戦してみてください。」
私が自分の杖を構えていると、学園長に杖を取られてしまった。
『へ？はぁ…わかりました。』
ｺﾞｰｽﾄ「いっちょ揉んでやりますかな」
ｸﾛｳﾘｰ「さあ、君たちマジカルペンを構えなさい、
学園長の特別授業はまだまだ続きますよ」
随分と楽しそうな鴉に魔法を使いたくなるが
それをグッと堪えてエースとデュース、グリムに指示を出す。
『とりあえず、全員背中合わせて。
囲まれているけれど落ち着いて、前の敵に集中。
ユウ、3人に指示やアドバイスよろしくね。』
ﾕｳ「了解！！」
……。
グリムとデュース側が押され気味ではあったけれど
エースとフォローしながら5分程でゴーストに勝利した
グリムが今のに何の意味があったんだ！と憤慨している
ｸﾛｳﾘｰ「グリムくん、首輪についた魔法石を見てごらんなさい。」
ｸﾞﾘﾑ「ふな"っ！？オレ様の魔法石、なんか薄汚れてるんだゾ！？肉球で擦っても汚れがとれねぇ！」
ｸﾛｳﾘｰ「魔法石についているインクを垂らしたような
黒いシミ。
それこそが魔法を使ったことに生じたブロットです。」
ﾃﾞｭｰｽ「あっ、よく見ると俺のマジカルペンにも
うっすらシミが…！」
『ちょっと見せて？』
私は異世界の魔法だからか、全くと言って良いほど
魔法石に汚れはついていなかった。
デュースとグリムのは確かに薄く汚れがついている。
ﾕｳ「綺麗にする方法はあるんですか？」
ｸﾛｳﾘｰ「もちろんあります。
充分な休息を取れば、時間経過と共にブロットは消えていきます。
魔法石は魔法の発現を助けてくれるだけでなく
ブロットが直接術者の身体に蓄積されないよう
ある程度肩代わりしてくれる素敵なアイテムなのです」
ﾃﾞｭｰｽ「なるほど。つまり魔法石が曇ってきたら
身体を休めろ、ってことですね。」
ｸﾛｳﾘｰ「正解です。よく食べ、よく眠ることで大抵のブロットは解消されますから。」
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心春 - これは神作ですか！？めちゃくちゃ面白かったです！ 余裕があれば更新楽しみにしております！ (2022年2月9日 3時) (
レス) @page43 id: 4aa887a889 (このIDを非表示/違反報告)
ティア(プロフ) - すごく面白く一気読みしました！！次の更新とても楽しみにしてます！！！ (2021年12月15日 21時) (レス) @page43 id: 8d34c21b9b (このIDを非表示/違反報告)
かわあい - やばい超面白い！！次の更新が楽しみ！！ (2021年11月17日 18時) (レス) @page43 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 神作はこれだから、読むの辞められない！ww 続き楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2021年11月4日 23時) (レス) @page42 id: 20fdbcd504 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかの(プロフ) - みのみのさん» みのみの様 お優しいコメントありがとうございます！ 大きな仕事の案件が終わり、落ち着いて来ましたので少しずつまた更新します！ (2021年10月22日 19時) (レス) id: e15f151ff6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆかの | 作成日時：2021年10月14日 13時
