女王の指示は揺るがない ページ38
ｹｲﾄ「みんな、伏せろ！」
『下がって！！！
Protego Maxima(最大の守りを)！！』
私は急いで呪文を唱え、防御を張る。
強いエネルギーが暴発する音と、大きな砂埃…
私の守りにリドル先輩の首輪がガシャン！とぶつかった
ｹｲﾄ「リドルくんの魔法封じの首輪が、吹っ飛ばされた！？」
ﾚｵﾅ「俺は生まれたときから忌み嫌われ、居場所も未来もなく生きてきた。
どんなに努力しても、絶対に報われることはない。
その苦痛が、絶望が……
お前らにわかるかぁアアアアアアアッ！
ガアアアァアアッ！！！」
砂埃で姿が見えないレオナ先輩が叫ぶ。
少しずつ先輩の姿があらわになっていった
ｼﾞｬｯｸ「なんだ、ありゃぁ……！？
レオナ先輩の身体から、でけぇ影が！」
ﾃﾞｭｰｽ「あれは……ブロットの化身！」
ｸﾞﾘﾑ「アイツ、リドルみてぇに闇堕ちバーサーカー状態になっちまったのか！？」
『レオナ先輩…』
レオナ先輩は黒い衣服に変わっていて、明らかに正気じゃない顔をしている。
その後ろにはリドル先輩の時と同じようにライオンの形をした禍々しい化け物がいた。
ﾘﾄﾞﾙ「くっ……立てる者は自力で退避！
エース、デュース、アリスは怪我人を連れて外へ！
リリア先輩、先生達に救援を頼みます！」
『え！？』
ｴｰｽ/ﾃﾞｭｰｽ「「はい！」」
ﾘﾘｱ「あいわかった。しばし持ちこたえよ。」
『リドル先輩！私も残って戦います！！
どうして…』
指示に背き、自分も力になると訴えるが
リドル先輩は受け入れてくれない。
ﾘﾄﾞﾙ「アリス！！
ボクの指示が聞こえなかったのかい？
キミは怪我人を外に連れて行き、脱水に陥ってる者たちを助けておやり。」
レオナ先輩が魔力を暴走させながら、威圧するように唸り、叫んでいる。
『でも、』
ﾘﾄﾞﾙ「このボクを誰だとお思いだい？
アリス、ここはボクに任せてくれるね？」
リドル先輩はこちらを振り向き、そう述べた。
その目は強く…絶対に譲ってはくれなそうだ
『……わかりました…、でも何かあれば呼んでくださいよ！！約束ですよ！
無茶したら怒りますからね！？』
それだけ言い残し、私もエース達と共に怪我人を連れて
その場を離れた。
……。
ｹｲﾄ「リドルくんに怒りますよ！なんて言えるの
Aちゃんくらいだよね〜」
そう言ってケイトはふざけたように笑う。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1036人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
心春 - これは神作ですか！？めちゃくちゃ面白かったです！ 余裕があれば更新楽しみにしております！ (2022年2月9日 3時) (
レス) @page43 id: 4aa887a889 (このIDを非表示/違反報告)
ティア(プロフ) - すごく面白く一気読みしました！！次の更新とても楽しみにしてます！！！ (2021年12月15日 21時) (レス) @page43 id: 8d34c21b9b (このIDを非表示/違反報告)
かわあい - やばい超面白い！！次の更新が楽しみ！！ (2021年11月17日 18時) (レス) @page43 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 神作はこれだから、読むの辞められない！ww 続き楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2021年11月4日 23時) (レス) @page42 id: 20fdbcd504 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかの(プロフ) - みのみのさん» みのみの様 お優しいコメントありがとうございます！ 大きな仕事の案件が終わり、落ち着いて来ましたので少しずつまた更新します！ (2021年10月22日 19時) (レス) id: e15f151ff6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆかの | 作成日時：2021年10月14日 13時
