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まさかね ページ4

.

Aside





.......次の日。



祝日で学校が休みだった私は、何をする訳でもなく、ただベッドの上でゴロゴロしていた。





A「………」





……『A!』




どうしても考えてしまう、昨日のこと。



思い出しただけで、ドキドキして。





わかってるよ。


咄嗟に出た言葉だって。




だって、私が気持ちよくフるために、
元彼にまた告られるよう手助けしてくれてるんだよ?



もし私が白濱くんの立場で、私のこと気になってたりしたら、
そんなサポートするわけない。



まあ、賭けをしてるっていうことからすれば、ちょっと特別かもしれないけどさ。


私がなりたいのはそんな特別じゃない。




でも、今考えて改めて思った。





A「……恋愛対象外、だよね……」





自分で想像しといて嫌になる。


結局、自分の首を絞めただけじゃん。





────ワンッ。





A「……あ。もう、また上がってきたの?」





気づけば、いつもの如く階段を駆け上がってきた三郎が、
私の部屋の入口で顔を覗かせてた。



おいでって言えば、その言葉が分かったかのようにベッドの上に飛び乗ってきて。



そのモフモフの頭を優しく撫でる。





A「三郎、好きな人に振り向いてもらうにはどうしたらいい?」





なんて、恋愛相談してみたり。



そんな私の話なんて分かるわけもなく
1度私の部屋から出ていった三郎は、ボールとリードを器用に咥えながら戻ってきた。





……散歩行けってか。





A「散歩ね、はいはい。笑」




そんな気分じゃないんだけど、なんて思いながらも
三郎を連れて家を出た。



いつものルートを歩いていれば、
これまたいつものように三郎は通りかかった公園に入ろうとする。




きっと、朝たまに見かけてた、あのダンスしてる人に会いたいんだろうな。



そういえば、最近見かけてないや。





A「三郎、だから昼間はあの人は……」



「……あれ、Aちゃんだ。」





……え。




聞き慣れた声に、勢いよく声のした方をを振り返る。





亜嵐「あ、三郎の散歩?」



A「そう、だけど……」





振り向いたそこには、昨日ぶり〜って呑気に手を振る白濱くんの姿があった。




勢いよくしっぽを振りながら白濱くんの元に駆け寄ろうとしてる三郎。




……もしかして、白濱くんがいるのわかってて……?





A「……まさかね。」






.

りく君→←呼ばれ方ひとつで



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つやか(プロフ) - わああ!!ラストの展開とても素敵です!!この後の展開がすごい気になります!!更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年5月14日 23時) (レス) id: c5cea9c268 (このIDを非表示/違反報告)
tomiryugu(プロフ) - 仕事中もにやけてしまってます!更新楽しみにしてます!頑張って下さい! (2020年5月14日 19時) (レス) id: 69aa066952 (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - まゆゆんさん» これでもかっていうほど焦れったいですよね笑 (2020年5月13日 23時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - Miiiiさん» 合コンのとこも発狂してるんじゃないですか!?(///∇///) してますよn((( (2020年5月13日 23時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - riehamaleina4さん» 楽しんでいただけて光栄です!!!! (2020年5月13日 23時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らな。 | 作成日時:2020年2月6日 20時

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