たこ焼き ページ1
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Aside
最後は特大花火によって
終わりを告げた打ち上げ花火。
遠くの人だかりが
だんだんと帰路について行くのが見えた。
亜嵐｢そろそろ俺たちも帰ろっか。｣
A｢うん。｣
歩き出すタイミングで、自然と離れた手。
白濱くんの少し後ろを歩きながら、
まだ彼の体温が残るその手を見下ろして
名残惜しく感じたり、逆に、もうドキドキしなくていいことに少しだけ安心したり。
並んでいた屋台のいくつかのお店は
もう店じまいを始めていた。
A｢·····あ、お母さんにたこ焼き頼まれてたんだった！｣
亜嵐｢たこ焼き？確かあの辺にあったよね？｣
A｢うん。お母さんにグチグチ文句言われちゃうとこだった。｣
亜嵐｢そんなに？笑｣
白濱くんに釣られて笑いながら
人の流れに逆らうように進んでいけば、
ほどなくして見つけたたこ焼きの屋台。
2パック頼むと、あと3分くらい待てば出来たて渡せますって言われて。
温かい方がよくない？っていう白濱くんの提案で、たこ焼きが焼き上がるまでお店のそばで待つことにした。
白濱くんが三郎に会いたいっていうから、最近の写真見せたり
電車混むだろうねって帰りのこと話したり。
そんな他愛のない話してると
お姉ちゃん出来たよー、なんていうお店の人の声が聞こえて。
A｢私、たこ焼き貰ってくるね。ちょっと待ってて？｣
亜嵐｢分かった。俺ここいるから。｣
少しだけ、白濱くんのそばを離れた。
たこ焼き受け取りに行けば
2パック頼んだはずが、何故か3パックになってて。
ハテナを浮かべてると、おまけって言ってイタズラな笑顔を浮かべる店主さん。
｢可愛いカップル限定。｣
A｢かわっ、、！？｣
そもそもカップルでもないし。
そんなこと咄嗟に反論もできず
終始満面の笑みを浮かべた店主さんに見送られながら、白濱くんのもとに戻った。
A｢おまけって、ひとパック多く貰った。｣
亜嵐｢え、ほんと？ラッキーじゃん。｣
A｢食べきれないから白濱くんに。｣
亜嵐｢いいの？ありがと。｣
やったー、なんて嬉しそうにしてる白濱くん。
今すぐ食べたい、なんて呟く白濱くんを笑いながら、
駅に向かって歩いていると。
｢·····あれ！亜嵐じゃん！！！｣
亜嵐｢ん？｣
声のした方を振り返れば、
そこにはこちらに向かって手を振る数人の男女グループがいた。
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つやか(プロフ) - わああ！！ラストの展開とても素敵です！！この後の展開がすごい気になります！！更新頑張ってください！応援してます！！！ (2020年5月14日 23時) (
レス) id: c5cea9c268 (このIDを非表示/違反報告)
tomiryugu(プロフ) - 仕事中もにやけてしまってます！更新楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2020年5月14日 19時) (レス) id: 69aa066952 (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - まゆゆんさん» これでもかっていうほど焦れったいですよね笑 (2020年5月13日 23時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - Miiiiさん» 合コンのとこも発狂してるんじゃないですか！？(///∇///) してますよn((( (2020年5月13日 23時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - riehamaleina4さん» 楽しんでいただけて光栄です！！！！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな。
| 作成日時：2020年2月6日 20時
